最上級グレードでも250万円切り!! WR-Vにホンダ自慢のハイブリッドはまさかの不採用! その衝撃の理由は?

最上級グレードでも250万円切り!! WR-Vにホンダ自慢のハイブリッドはまさかの不採用! その衝撃の理由は?

 2023年11月に公開されたホンダ WR-V。軒並み大型化しつつある最近の新型SUVの中にあって、ひさびさに「ちょうどいいサイズ」のSUVが登場した。しかもこのWR-V、ちょうどいいのはサイズだけではないという。価格的にもお手頃サイズなのだ!!

※本稿は2023年11月のものです
文/ベストカー編集部、写真/HONDA、ベストカー編集部、撮影/森山良雄
初出:『ベストカー』2023年12月26日号

【画像ギャラリー】こんなSUVを待ってた!! 日本上陸をはたしたホンダ WR-Vはサイズも価格もバッチリお手頃!!(29枚)画像ギャラリー

■「エレベイト」から「WR-V」へ!!

めでたく日本上陸をはたしたエレベイト改めホンダ WR-V。こちらは中級グレードのZ
めでたく日本上陸をはたしたエレベイト改めホンダ WR-V。こちらは中級グレードのZ

●このクルマのPOINT
・タイ、インド、日本のプロジェクトチームが「自由と躍動感」をテーマに開発
・カクカクした四角いデザイン。厚みあるボディ造形には逞しさがあふれる
・ヴェゼルとほぼ同じサイズだが、1.5Lガソリン&FFのみで棲み分ける
・最上級グレードでも250万円切りの価格。若い世代に訴求するコスパのよさ

 最近登場するクルマ、大きいものが多いですね~。そう感じている担当の目にパッと留まったのが、先行公開されたばかりのホンダWR-V。待ってましたの小さめサイズSUVだ。

 WR-Vといえばインドネシアなどで販売中のSUVだが、はて? 何か違うような……。それもそのはず、写真のこちらはインドで製造&発売中のエレベイトを日本仕様にしたもの。でも車名はWR-V。

 ちとややこしいが(汗)、市場調査の結果、「エレベイトよりWR-VのほうがSUVを想起しやすい」となり、晴れて日本ではこの名に!

■ヴェゼルとの棲み分けは!?

リアも逞しい。写真は最上級グレードのZ+で、ルーフレールガーニッシュやドアロアーガーニッシュなどを装着
リアも逞しい。写真は最上級グレードのZ+で、ルーフレールガーニッシュやドアロアーガーニッシュなどを装着

 WR-Vの開発は2020年、ホンダのタイ、インド、日本のプロジェクトチームによりスタート。コロナ終息後をイメージし、「自由と躍動感あふれるライフスタイルの体現」をテーマに開発が進められた。

 それが具現化されたのが目の前にあるWR-V。楽しさに加え、自信あふれる逞しさがほとばしるスタイルじゃないか! ボンネットからリアにかけての分厚いボディラインに力強さがにじみ出ている。

 気になるボディサイズは、ヴェゼルより全長が5mm短い4325mmで、全幅は同じ1790mm。

 ほぼ同じサイズのSUVをラインナップして、ヴェゼルとWR-Vの棲み分けはどうすんの?

 と思ったら「キャラとしてヴェゼルはアーバン(都会的)。このWR-Vはラギッド(無骨な)で、アウトドアが似合うという位置づけですね」とホンダ関係者。ふむふむ。

■1.5Lガソリン車のみ!

左が中級グレードのZで右が最上級のZ+。ヘッドライトは点灯しているデイライトの下にある。Z+はグリルがブラック塗装になり、ルーフレールガーニッシュなどが標準装着される
左が中級グレードのZで右が最上級のZ+。ヘッドライトは点灯しているデイライトの下にある。Z+はグリルがブラック塗装になり、ルーフレールガーニッシュなどが標準装着される

 取材しているとどんどん親しみが湧いてくるWR-Vだが、「価格にも親しみ」が湧くんです!

 だって、3グレードのなかの最上級のZ+が250万円を切り、最廉価のXはおそらく200万円と少々。ヴェゼルサイズでこのお値段は、まさに驚き!

 ここ数年、250万円以下のスモール&コンパクトSUV市場が急成長しており、その7割がガソリン車。ということを睨み、WR-Vのパワートレーンは1.5Lガソリン車のみでFFのみ!

 この潔さが、販売のほとんどがe:HEVというヴェゼルと自然と棲み分けができている、というワケ。

 スモールSUVの価格で、それよりひとクラス上のコンパクトSUVの質感や乗り心地。コスパ抜群の相棒がホンダに誕生したということだ。

次ページは : ■小さいサイズだけど広い!

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