ジャパンモビリティショーでは未来のEVコンセプトカーを勢ぞろいさせた日産だが、ぶっとびすぎててリアリティに欠ける印象もあった。しかしそいつは誤解だった。あれらは次期型ジュークやリーフのデザインプロトだったのだ!
文/ベストカーWeb編集部、写真/日産自動車、ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】市販されるとなると輝いて見える!? 3台の日産コンセプトカーをじっくり見て!(18枚)画像ギャラリー■日産がイギリスで発表した驚きの内容とは?
初の試みながら大盛況のうちに幕を閉じたジャパンモビリティショー。その中で日産は、ハイパーフォースに代表される未来のEVコンセプトを勢ぞろいさせてみせた。
とはいえ完全自動運転や全固体電池と聞くと、「だいぶ未来の話だなあ」と感じた人も多かったはず。
ところが事実は違っていたようだ。
実は日産は11月24日、イギリスで欧州の電動化に関する発表を行った。イギリス・サンダーランド工場を拠点としてヨーロッパでのEV生産を大幅に拡大するという内容なのだが、そこには注目すべき内容が含まれていたのだ。
明らかになったのは、日産が今後、欧州に3台のEVを投入すること。その3台とは「キャシュカイ」「ジューク」、そして「新型リーフ」なのだが、こいつがそれぞれ過去に発表されたコンセプトカー「ハイパーアーバン」「ハイパーパンク」「チルアウト」からインスピレーションを得たものになるというのだ。
■ハイパーアーバンは次期キャシュカイに!
順番に説明していこう。まずは次期キャシュカイ。キャシュカイは初代モデルが「デュアリス」として日本でも販売されたコンパクトSUVだが、英国ではベストセラーモデルとしてヒットを続けており、現在は3代目が市販されている。
このキャシュカイの次期モデルが電動化されるわけだが、そのデザインがハイパーアーバンベースになるという。
ハイパーアーバンは、ジャパンモビリティショーで登場したEVコンセプトだが、実車展示はなくデジタルモデルだけが公開された。
ボディサイズは明らかではないが、ウインドウエリアの小さいクーペSUV的ないでたちで、フロントグリルのないシンプルな顔立ちが特長。そのフロントマスクからはブラックのキャラクターラインがCピラー付け根へとまっすぐ伸びており、おそらくこのラインが次期キャシュカイに活かされると予想する。
コメント
コメントの使い方例の”GTRではない”がスタディモデルでしかないのは残念ですが、こちらの斬新デザインEVだけでも
市販に向けて動いているというのは楽しみですね。未来的なまま出してほしいです。