■ハイパーパンクは次期ジュークに!
続いて次期ジューク。累計販売台数100万台を記録したヒット作だが、日本ではタイで生産するキックスが後継車となった。こちらもイギリスでは継続生産されており、次期モデルはEVになるようだ。
そのデザインの原型となるのが「ハイパーパンク」。モビリティショーでは、コンテンツクリエイターやアーティストのための「移動するスタジオ」といったイメージだったが、次期ジュークといわれてみれば、確かに初代ジュークとも共通する「凝縮された塊感」を持っていることが分かる。
いっぽうハイパーパンク独自の魅力は、多角形を組み合わせたようなボディ。デジタルの世界から飛び出てきたようなこの「カクカク感」が市販車にも反映されれば、次期ジュークはかなり個性的な1台となるはずだ。
■チルアウトは次期リーフに!
最後に次期リーフ。いうまでもない世界初の量産EVだが、こいつの3代目は、チルアウトというコンセプトカーがベースになるという。
チルアウトについては説明が必要だろう。このクルマはジャパンモビリティショーではなく、2021年11月に日産が発表した経営計画「Nissan Ambition 2030」の中で公開されたクロスオーバーEVだ。
2021年時点ですでに2025年の量産化がアナウンスされていたのだが、今回、それが次期リーフであることが明らかになったわけだ。
その外観は、前に紹介した2台と比べるとかなり現実的だ。外板は無駄なそぎ落としたスリークなもので、フロントグリルにはしっかりVモーショングリルに準じたLEDライトが見て取れる。
プラットフォームについても、チルアウトはアリアと同じCMF-EVプラットフォームを使用されることが明かされている。おそらく日産はアリアとリーフのつながりを明確にし、アリアの弟分的なデザインで次期リーフを仕上げてくるものと思われる。
というわけで、いっけん夢物語のようでもあった日産のコンセプトカーががぜん現実味を帯びてきた。日本にも導入されるかどうかは不明だが、発売を楽しみに待とうじゃないか!
【画像ギャラリー】市販されるとなると輝いて見える!? 3台の日産コンセプトカーをじっくり見て!(18枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方例の”GTRではない”がスタディモデルでしかないのは残念ですが、こちらの斬新デザインEVだけでも
市販に向けて動いているというのは楽しみですね。未来的なまま出してほしいです。