欧州では「庶民の足」的存在の、ベーシックな3ドアハッチバック。日本の中古市場で探せば意外とレアかつユニークなモデルも見つかる。そんな個性的な中古3ドア輸入ハッチバックのなかから、ここではVW シロッコをご紹介する。
※本稿は2024年4月のものです
文:伊達軍曹/写真:ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2024年5月26日号
■1.6Lターボ車はDSGの信頼性が微妙:VW シロッコ(3代目・2009年発売)
2009年から2014年まで販売されたスポーティな3ドアハッチバッククーペ。搭載エンジンは最高出力160psの1.4L直4ツインチャージャーと、同200psの2L直4ターボが基本。2010年には同256psの「シロッコR」も追加。
●中古車購入ポイントは?
モデル全体の中古車流通量は約40台で、そのうち約半数が1.6Lターボ。2Lターボの2.0TSIはやや希少で、「R」もさほど多くない。
だが1.6Lターボの乾式7速DSGは信頼性でやや微妙な部分もあるため、買うなら湿式6速DSGの2LターボかRだ。
2.0TSIの狙い目は総額160万円前後で、Rは250万円前後。
●VW シロッコ(3代目)
・中古相場:約70万~300万円
・新車時価格:392.0万~533.0万円
・年式:2009~2014年
・入手しやすさ:★★★☆☆
・中古車オススメ度:★★★★☆
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