スバルフォレスターは、2018年6月20日にフルモデルチェンジを実施。
5代目となる現行型に切り替わり、スバル・グローバル・プラットフォーム(SGP)を採用して走行性能を大幅に向上させ、最新のアイサイトを軸とした最先端の運転支援システムを全車に標準装備した。
さらに「アドバンス」というグレードにはスバル初となるドライバー認識技術「ドライバーモニタリングシステム」を搭載するなど、スバルらしい堅牢なSUVと高い走行性能だけでなく、安全装備も大きな魅力となった。
しかし、残念なこともある。現行型フォレスターに搭載されているパワートレインは、2.5L水平対向4気筒自然吸気エンジン、そして2L水平対向エンジン+モーターのe-BOXERと呼ばれるマイルドハイブリッドシステムの2種類である。
どちらもリニアトロニックと呼ばれるCVTのトランスミッションが組み合わされている。
先代モデルまではパワフルなターボエンジンが搭載されており、2012年~2018年まで販売されていた旧型フォレスターは最高出力280psを発生する2L水平対向4気筒ターボと最高出力148psを発生する2L水平対向自然吸気エンジンの2種類であった。
また、CVTを中心に自然吸気エンジン車に6速MTを設定するなどこだわりが強く感じられた。
そこで、今回はスバル最強の悪路走破性を誇りパワフルなターボエンジン車を設定していた旧型フォレスターの中古車事情について紹介しよう。
文:萩原文博 写真:スバル、ベストカー編集部
4代目フォレスターの魅力
SJ型と呼ばれる4代目フォレスターは2012年に登場した。
ターボエンジンを搭載したXTをトップグレードに自然吸気エンジン車はアウトドアテイスト強めたXブレーク、XTのスポーティな外観を採用したSリミテッド、2.0i-L、2.0i、(前期型には2.0i-S)といったグレード構成となっている。
先代フォレスターの中古車を購入するときに最も注意したいのが、運転支援システムのアイサイトだ。2012年~2015年10月に行った大幅改良前の前期型がアイサイトver.2.0である。
いっぽうの2015年10月~2018年5月の後期型ではアイサイトver.3.0と搭載されているシステムが異なるのだ。
筆者は以前、アイサイトver.2.0を搭載したクルマを所有していたが、システムの信頼性など基本性能はまったく不満はなかった。しかしいったん進化したアイサイトver.3.0搭載車に乗ってしまうと、2.0では物足りなさを感じてしまうのも事実。
安全技術は購入後には切り替えができないため、可能なかぎり最新のものを選んでおきたい気持ちも強いはず。
そこで、本稿では現行型でも搭載されているアイサイトver.3.0搭載車を中心に、割安で手に入れるベストバイのグレードを紹介する。
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