ジャパンモビリティショー2023で注目された「空飛ぶクルマ」について、皆さんはご承知であるだろうか。一昔前であったら「なにバカ言ってるんだ」と一蹴されてしまいそうな内容であるが、近い将来、このロマンの塊のようなクルマが登場するかもしれないのだ! 読者よ、刮目せよ!!
※本稿は2024年6月のものです
文:片岡英明/写真:スバル、SkyDrive、AdobeStock ほか(トップ画像=costazzurra@AdobeStock)
初出:『ベストカー』2024年7月26日号
■空飛ぶクルマ=エアモビリティの今後は
2023年、初開催のジャパンモビリティショーで注目を集めたのが、空飛ぶクルマと呼ばれているエアモビリティ。日本のメーカーだけでなく海外のメーカーも実機を展示したから、今後の発展に期待が寄せられている。
2025年に開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博EXPO2025)でも、新興企業のスカイドライブの3人乗りエアモビリティが、お客さんを乗せて飛ばす商用運航を発表していた。会場内と外を結ぶ来場者の移動手段として、空飛ぶクルマは万博の目玉のひとつとなっていたのだ。
だが、6月中旬にスカイドライブは、万博での商用運航を断念すると発表した。デモ飛行は行うが、お客さんは乗せない。施設の建設遅れとともに残念なニュースとなっている。とはいえ中国なども本腰を入れて開発しているから、この先の進化と実用化が楽しみだ。
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