日産パトロール、日本名「サファリ」が中東で発表となる。ティザー画像を出した日産サウジアラビアだが、どうにもこうにもあまり盛り上がっていないようにも見える。それでもサファリはかつてはランクルとまではいかなくても人気のあったモデル。なぜ日本から消してしまったのよ!!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:NISSAN
■最終型「サファリ」はランクル同等かそれ以上?
日産サファリというと、ベテランのクルマ好きには「あー、あったね!!」となるモデルだが、若い世代にはなんのことか分からないはず。
実はサファリはトヨタランドクルーザーのライバルでもある存在。もちろんランクル70などのヘビーデューティー感は薄れていたものの、日本向け最終型のY61型は2007年まで生産され、その走破性とクロカン4WDらしからぬ豪勢なインテリアで人気も高かった。
直6の4.8Lガソリンエンジンを搭載し、5ATと組み合わせたパワートレインは高速巡行もなんのその。時代を共にしたランクル100系と比較しても内装も豪勢で、日産らしさを感じたものだ。
すでに国内ではサファリは消滅して久しいが、日産の消滅を惜しむべき1台だった。
■新型は中東から!! それでも日本に入れてくれよ
そもそもパトロールの出自は1951年に警察予備隊(現:自衛隊)への制式採用を目指して開発された。詳しい人ならピンとくるだろうがこれは後のランドクルーザーとなる「トヨタジープBJ」と同じ目的であり、まさにパトロールとランクルは切磋琢磨してきたモデルなのだ。
日本では前述のとおり2007年に撤退したが、中東をはじめいまも多くの地域でワークホースとして活躍を続けている。
そんなパトロールも現行型は2010年デビューで14年の年月が流れている。そろそろ新型を、という声も多かったのだが、ついに2024年に7代目パトロールが登場するようだ。
日産サウジアラビアがティザー画像を公開したことが話題になっているが、このスクエアなデザインはもうサファリだ。日本時間2024年8月1日、全貌が明らかになるようだが……。
とにもかくにも日本でも売ってよ、日産さん!!!! こういう日産らしさが日本には必要なんじゃないんですか!!!
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