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【試乗】伝統の縦置きVツインに最新技術が融合! モトグッツィ新型「V7 スポルト」の走り味とは?

配信元:WEBIKE
【試乗】伝統の縦置きVツインに最新技術が融合! モトグッツィ新型「V7 スポルト」の走り味とは?

 モトグッツィを代表するスタンダードモデル「V7」シリーズ。その最新ラインナップの中で、ひときわ異彩を放つのが今回試乗した「V7スポルト(V7 Sport)」だ。

 かつての伝説的なスポーツモデルの名を冠したこのマシンは、ついにライド・バイ・ワイヤ(電子制御スロットル)や6軸IMUを採用し、フロントブレーキをダブルディスク化するなど、中身が劇的に進化しているのだ。伝統の縦置きVツインが最新デバイスを得てどのような走りを見せるのか。その真価をじっくりと味わってみた。

⚫︎写真:山内潤也

文/岩田 陸
 
 

カフェレーサースタイルと実用性の見事な両立



伝統的な縦置き90°V型ツインエンジン、象徴的なスタイリングはそのままに現代のテクノロジーを詰め込んだ1台だ。

 「V7」シリーズの中で上位機種に当たる「V7 Sport」は、クラシカルで伝統的な外観を持ちながらも、フロント足回りの装備が充実している。倒立フォークやダブルディスクブレーキを採用し、ブレンボ製のキャリパーもラジアルマウントタイプを装備。さらに、アルミ製ヘッドライトブラケット、バーエンドミラー、ハンドルバークランプ、サイドパネルのアルミインサート、赤いステッチのスポーツシートなど、専用パーツを多く備えており、こだわりの仕様が感じとれる。

カラーバリエーションは、今回試乗した「初代V7スポルト(V7 Sport)」を彷彿とさせる伝統のレニャーノグリーンのほか、パステルカラーが新鮮なラーリオグレーの2色を展開する。
そんな専用パーツが各所に備わる特別な1台を細かく見ていこう。

 
 
 

電子制御で極上の扱いやすさを手に入れた心臓を持つ



EURO 5+規制に準拠しながらも、その魅力を犠牲にすることなく、テクノロジーの面で進化を遂げた縦置き90°V型ツインエンジンを搭載。

心臓部には、存在感抜群の853cc空冷縦置き90度Vツインエンジンを搭載。セルを回した瞬間に車体が右へとブルッと揺れる独特のアクションと、心地よいドコドコ感は「これぞモトグッツィ」という味わいに溢れている。
今回最大の進化と言えるのが、ライド・バイ・ワイヤ(電子制御スロットル)の採用だ。これによりスロットルレスポンスが驚くほど滑らかになり、大排気量の空冷Vツインにありがちな低速域でのドンツキが見事に解消された。シャフトドライブ特有のダイレクトな蹴り出し感を残しつつ、街中のストップ&ゴーもスムーズに走り切ってくれる。

 
 

ダブルディスク化とIMUがもたらす絶大な安心感



プリロード調整が可能な41mm径の倒立フォークと320mm径ステンレス製フローティング ダブルディスクに、Brembo製4ピストンラジアルマウントキャリパーを装備する。

V7 Sportが単なる「雰囲気モノ」ではないことをはっきりと証明しているのが、大幅にアップデートされた足回りと電子制御だ。

 注目ポイントは、待望となるフロントブレーキのダブルディスク化だろう。ブレンボ製キャリパーとの組み合わせにより絶対的な制動力が底上げされたのはもちろん、特筆すべきはそのリニアなフィーリングだ。レバーを握り込んだ分だけじわっと効力が増すためコントロール性が高く、コーナー進入時に指先で細やかなスピード調整を行うようなスポーティな操作にもピタリと応えてくれるはずだ。さらに軽量な専用アルミキャストホイールの恩恵もあり、フロント周りは非常にアグレッシブに動いてくれる。



モトグッツィのイーグルマークを思わせる意匠のメーターケースが目を引く。スポーツ、ロード、レインの3種のライディングモードを選択可能だ。

そして驚かされるのが、このネオクラシックな車体の内側に最新の電子制御6軸IMU(慣性計測装置)が隠されていることだ。
車体の姿勢(バンク角など)をシステムが常に検知しており、コーナリングABSやトラクションコントロールが、裏側で確実な安全マージンを築いてくれている。天候や気分に合わせて選べる3つのライディングモード(スポーツ・ロード・レイン)や、高速巡航の疲労を劇的に軽減するクルーズコントロールも標準装備。「古き良きアナログなルックス」と「現代の絶対的な安心感」が、これ以上ないほど見事なバランスで融合しているのだ。

「グッツィらしさ」を安心して引き出せる大人のスポーツ



鼓動感あふれる縦置きVツインエンジンの存在感と、ゆったりとしたクルージングを堪能できる唯一無二の乗り味だ。

実際に走り出してみると、これらの進化が「極上の大人のスポーツテイスト」を実現している。スポーツモードを選んでワインディングに入っても、決して慌てるようなピーキーさはない。豊かな鼓動感を味わいながら、自分のリズムで心地よくペースを上げていけるのだ。
モトグッツィの縦置きVツインには、スロットルのオン・オフで車体の寝起きをコントロールする独特のリズムがある。ブレーキが強化され、IMUという絶対的な安心感が備わったことで、この”グッツィらしい”乗り味をより深いレベルで楽しめるようになった。
スペックの数字だけでは決して測れない、濃密で豊かなバイクの楽しさが詰まった1台だろう。

MOTO GUZZI V7 SPORT(2025)主要諸元

・全長×全高:2165×1100mm
・ホイールベース:1450mm
・シート高:780mm
・車両重量:220kg
・エンジン:空冷4ストロークV型OHV2バルブ2気筒 853cc
・最高出力:49.5kW (67.3HP)/6,900 rpm
・最大トルク:79 Nm/4,400 rpm
・変速機:6速リターン
・燃料タンク容量:21L
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=100/90-18、R=150/70-17
・価格:159万5000円

 

詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/549383/

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https://news.webike.net/gallery3/549383/549429/

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