最後のスーパーカブ50が約1万7000台の特大ヒット! 50ccバイクの掛け込み需要が止まらない!

ほかの原付一種も好セールス

 しかも、こうした50ccバイクの需要増は、スーパーカブ50だけには留まらないようだ。以前、当ウェブでも紹介した通り、二輪業界紙の「二輪車新聞」が独自調査した2024年上半期(1〜6月)の50cc出荷台数は、前年同期比で6135台増(12.8%増)の5万3945台を記録。

 また、全ての排気量帯の合計は、前年同期比で2万6409台(14.1%減)の16万1177台だったが、50ccを除く排気量帯は全て台数がダウン。50ccのみが、2年ぶりのプラスで上半期を終えているのだ。

 加えて、メーカー別のデータでも、ホンダはスーパーカブ50のほかにタクト、ジョルノなども好調で、前年同期比4215台増(18.9%増)の2万6507台を記録。

 

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ホンダ・タクト

 

 ジョグが1万台超の出荷などを記録したヤマハも、2078台増(10.8%増)の2万1243台。スズキは、レッツが人気なものの微減で、158台減(2.5%減)の6195台となっている。

 

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ヤマハ・ジョグ(写真はデラックス)

 

 

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スズキ・レッツ

 

 さらに、排気量別のシェアについても、他の排気量帯は全て下落傾向なのに対し、原付一種のみ33.5%にまで上昇し、前年同期比25.5%を上回っている。

 このように、絶滅が近づいてる50ccバイクについては、2024年度に入った当初から需要が伸びていたことが分かる。そして、年末にきて、前述のスーパーカブ50のファイナルエディションやHELLO KITTYの大ヒット。今回の50cc掛け込みブームは、もうしばらく続きそうな気配だといえる。

 

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スーパーカブ50ファイナルエディションなどの大ヒットで、50cc掛け込みブームはまだまだ続きそうな気配

 

 ちなみに、ホンダでは、50ccバイクの生産について、当初は2025年5月で終了予定だったというが、50ccの需要増加などにより、タイムリミットぎりぎりの2025年10月末まで延長したという。

 2025年には、最高出力を4.0kw(5.4PS)以下に制限するなどの制御を施した125cc以下のバイクが、新基準原付として登場するだろう。こうした機種が、現在の原付一種に代わるわけだが、逆にいえば、排気量が50ccの原付バイクを新車で購入できるのは今がラストチャンスだ。

 これからブラックフライデーにクリスマス、正月と、年明けまでビッグイベントが続くなか、50ccバイク需要がどうなっていくのかが興味深い。

 

詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/425246/

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https://news.webike.net/gallery2/?gallery_id=425246&slide=1

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