大型排気量ならではのエンジンのパワフルさや、造りの豪華さが魅力の車種が勢揃いしているカテゴリーになる751〜1000cc。2024年のウェビックバイク選びの【人気総合ランキング】を元に、上位モデルをピックアップしてみた。スーパースポーツ、ストリートファイター、クルーザー、ネイキッドが勢揃いの5位から1位までを紹介していく。
※当ランキング記事は2023年12月24日に制作したものになります
5位 YZF-R1 ヤマハ
ヤマハのスーパースポーツモデルの象徴であり、RシリーズのフラッグシップモデルであるYZF-R1が5位にランクイン。
その最大の特徴は、コントロールする楽しさを味わえることであり、現在のYZF-R1でもしっかりとそのDNAは受け継がれている。エンジンは、CP4クロスプレーン型クランクシャフトを搭載した997cc直列4気筒エンジンで、環境性能も向上させつつ、燃焼系、動弁系、潤滑系を見直したことで、ロス馬力の低減と、リニアリティ感・トルク感を向上させている。最高出力は200PS@13500rpmで最大トルクは113Nm@11500rpmを叩き出すエンジンになっている。さらに、電子制御については、エンジンブレーキマネジメントとBCブレーキコントロールを加え、よりきめ細やかで扱いやすい制御が可能となった。
YZF-R1Mは前後サスペンションを統合制御するオーリンズ製電子制御サスペンション・エレクトロニックレーシングサスペンションを搭載。高負荷時でも安定した減衰力を発揮する。
Webikeユーザークチコミを見ると、ルックスと走りが4.7ポイントと高評価を獲得。燃費は2.94ポイントと低いが、このクラスのスポーツモデルでは仕方がないところだろうか。
4位 MT-09 ヤマハ
4位にはMT-09がランクイン。トルクフルな888cc
・水冷・DOHC・直列3気筒・フューエルインジェクションのエンジンで、個性的で野生味あふれるパワーを自分で操れる楽しさを追求。軽量・スリム・コンパクトにこだわり抜き、扱いやすさを産んでいる。193kgの車重と1430mmのショートホイールベースの恩恵でハンドリングは軽快で街中から峠道までこなしてくれる。エンジンの主要パーツのほとんどを専用設計とし、燃焼室をコンパクトにすることで、素早い燃焼で高いトルク性能を発揮している。その結果、最高出力は120PS@10000rpm、93Nm@7000rpmを生み出し、ヨーロッパの排出ガス規制EURO5+にも対応している。
2024年のマイナーチェンジで、インパクトある表情の新デザインのヘッドライト、新しい形状の燃料タンク、低くなったハンドルバー、バックステップ化されたフットペグ、ライダーとパッセンジャーで分離された新型シートなどの外観上の変更を受けた。
MT-09 SPはライディングをより快適にするため、ワンアクションでロック・解除ができるスマートキーの採用し、より滑らかにライディングの質を高めるKYB製ハイグレードフロントサスペンション、専用開発のOリング製リアサスペンション、また、強力かつスムーズな制動力を発揮するブレンボ製キャリパーStylemaを搭載しスポーツライディング
も得意とした。
直近ではMT-09 Y-AMTモデルも販売開始され、クラッチレバーとシフトペダルを備えず、代わりにシフトアップ&ダウン操作を手元のシーソー式シフトレバーに集約、AT(自動変速)モードもあり、よりライディングに集中できる。
Webikeユーザークチコミを見ると、走りが4.61ポイントと高評価を獲得。大型の車両としては意外にとりまわしが4.25ポイントと高い評価を獲得している。
3位 CBR1000RR ホンダ
3位には生産終了モデルのCBR1000RRがランクイン。高性能な水冷・4ストローク・DOHC・直列4気筒1000ccエンジンを搭載し、バルブタイミングおよびリフト量、圧縮比などの最適化と、スロットルボアの拡大、マフラー構造の最適化など吸排気系のセッティングを組み合わせ、低回転域の力強いトルク特性と高回転域の出力向上を両立。徹底した軽量・コンパクト化がもたらしたクラス軽量の196kgの車両重量と、マス集中化がもたらす軽快性、ファンライディングをサポートする電子制御技術を採用するなど、操る楽しみを追求し総合性能を高めたCBRシリーズの最上位の大型スーパースポーツモデルだった。最高出力は192PS@13000rpm、最大トルクは114Nm@11000rpmだ。
また、CBR1000RR SPには、走行状況に応じて減衰力を制御し最適な特性を提供するオーリンズ製Smart ECシステム採用の電子制御サスペンションのほか、ブレンボ製フロントブレーキキャリパーを装備。従来モデルと比べ大幅な軽量化を図ったリチウムイオンバッテリーや、公道用量産車として世界初のチタン製フューエルタンクを採用した。
Webikeユーザークチコミを見ると、ルックスと走りが4.7ポイントと高評価を獲得。レース仕様も想定されるモデルかとは思うが、メンテナンス性は2.92ポイントと低い。
2位 XL883N SPORTSTER IRON ハーレーダビッドソン
2位にはXL883Nがランクイン。XL883Nは以前ハーレーダビッドソンが製造していた、少し小柄なハーレーのスポーツスターモデルの1台であった。通称「アイアン」と呼ばれたそのマシンのルックスは、ボバースタイルでいじる必要がないくらいブラックのパーツでまとめ上げられている。883cc空冷Vツインエボリューションエンジンで ロングストロークのエンジンはアイドリングもドコドコと迫力があり、低回転域での扱いが気持ちいいが、高回転までもスムーズに回り高速走行もこなせる車両だ。ハーレーのこだわりもあり鉄製パーツが多用されていたボディは決して軽くはないが、ビッグツインシリーズほどの取り回しでの苦労はない。パワーは非公開ながら、トルクは68Nmを4750rpmで発生させる。
Webikeユーザークチコミを見ると、ルックスが4.87ポイントとダントツの高評価を獲得。次いで走りが3.81ポイント。スポーツスターの走りの良さにも満足されているようだ。燃費が3.78ポイントと大型のクルーザーにしては意外に評価が良い。
1位 Z900RS カワサキ
世界中から注目を集めるスポーツネイキッド、Z900RSが1位にランクインした。Z900RSは、往年の名車Z1のDNAを受け継ぐクラシカルなスタイルを踏襲し、ワイルドで美しい、時代を超越したデザインを採用。また、948ccエンジンと現代的な技術やパフォーマンスを違和感なく融合し、レトロなデザインとモダンな走りを高い次元でバランスさせている。軽量なトレリスフレームとパワフルな水冷エンジンの組み合わせにより、Z900RSは最高出力111PS@8500rpmのZらしい豪快な走りと、高いハンドリング性能を両立する。
アイコニックなティアドロップフューエルタンク、砲弾型メーターユニット、丸型LEDヘッドライトの採用などもネイキッドの伝統を感じさせる要因だ。
カフェレーサースタイルのフロントカウルを装備したZ900RS CAFEや、ブレンボ性のフロントブレーキパッケージ、オーリンズ製のハイグレードリアショックなどを備え、より上質なライディングフィールとコントロール性を提供する Z900RS SEもラインナップされる。
Webikeユーザークチコミを見ると、積載性以外バランスよく高得点を獲得している。ルックスが4.8ポイント。メンテナンス性が4.05ポイントと他の車両と比べても良い。自分でもメンテナンスする楽しみも持ち合わせているということなのだろうか。
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