6位「ホンダ GB350」
バイク未来総研所長 宮城光のココがポイント
お店で実際に売れているバイクという事でリセールプライスランキングとはラインナップが異なり、実際これからバイクに乗ろうというライダーのニーズがわかり、興味深く拝見した。
僕は400ccクラス以上に乗る事が多いので、興味深かった訳だが、実際のところ車検いらずの軽二輪車が上位Top10の中でも6台も入り込んでいるところで、現実的なランキングだと感じた。近年の軽二輪クラスは、全盛期の400ccクラスを思い出させる魅力的な機種も多く、さらには販売価格帯に関しても、多くのユーザーが満足できるバランスを見せているところも大きいだろう。選択肢が多く価格も手頃、台数的にも出回っているので、セカンドハンドでも満足度が高いと、ユーザーは感じているのではないか。
また、自分の相棒となるバイクと出会うのも縁、買いたいタイミングで「そのバイクがお店にある」という事も重要なのだろう。新車での人気=多くの車両確保=お客様のニーズに応える・・・この辺りはバイク王ならではの強みと言える。
車種については、特にレブルが1,2位という事では、街中で見かける数で言えば納得だ。足付き性の良さや、ユーザーフレンドリーなところは、多くのライダーのデビューも支えているだろう。ミドルクラスで言えば、生産中止になって久しいがヤマハSR400が乗りやすく総合11位、大型であればカワサキZ900RSが多くの層に受け入れられていることに共感でき、国産定番モデルとも言えます。
ランキングの中では、並み居る国産車の中、ハーレーダビッドソンが2車種ランクインしていることは興味深いところである。排気量1000cc以上マシンはTop20にはハーレーダビッドソンしかランクインしていないが、1000cc以上だけのランキングではトップとなっているだけに、セカンドハンドだからこそ、念願のバイクが手中に収められるバイクと言えるのではないだろうか。
新車はお目当てのバイクがある上でディーラーに赴くことが多いと思うが、中古バイクは選び方が異なると改めて感じた。バイク王のように多くのメーカー・車種・カラーバリエーションが集まるバイクショップの中で、価格帯や見た目、足つきなど、その場で自身に合うと感じた運命のバイクを選ぶ、という「選び方の違い」があるのだろう。バイクを購入するにあたり重視するポイントは本当に千差万別だが、国内外のメーカーの中で売れているバイクの順位は、今のライダーのニーズを反映しているため、新車・中古車問わず、バイクを探しているライダーにとって参考にはなるのかもしれない。
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