ピアッジオグループジャパンは、特別仕様車「Vespa Officina 8」シリーズを9月6日より全国の正規販売店で発売すると発表した。対象モデルはSprint 150とGTV 300で、いずれも伝説の実験部門「Officina 8」をオマージュした専用カラーと装備が特徴だ。
文/Webikeプラス編集部
伝説の部門を再解釈した「Officina 8」シリーズ
ベスパの歴史に名を刻んだ社内特別部門「Officina 8」。戦後の再建期にピアッジオ工場内で設立され、レース仕様や特別モデルの試作を手がけた同部門の名を冠した特別仕様車が「Vespa Officina 8」として登場する。
対象モデルはSprint 150 Officina 8:60万5000円と、GTV 300 Officina 8:96万8000円。いずれもマット仕上げのメタリックブルー「Officina 8ブルー」を専用採用し、金属感を演出したトリムや真鍮調アクセント、ダイヤモンドカットのホイールリムなど独自の仕上げが施されている。
また、専用シートにはダブルステッチと真鍮リベット装飾を採用。GTV 300には同色のシングルシートフェアリングを標準装備し、レーシングモデルを思わせる外観を再現した。さらに、マットブラック仕上げのバーエンドミラーなど、随所にスポーティな演出が加えられている。
専用キットとアパレルコレクションで世界観を拡張
両モデルには、専用ボディカラーを基調とした金属製ボックス入りのオーナーズブックを収めた「ウェルカムキット」が付属。Officina 8の歴史や当時の革新的な取り組みを紹介する資料が含まれ、ブランドの世界観を深く知ることができる。
さらに、シリーズ専用のトップボックスやグローブ、ウィンドブレーカー、フーディ、Tシャツ、バッグ、キーホルダーといったアクセサリーやアパレルコレクションも展開。インダストリアルなデザインで統一され、ベスパファンにとって所有欲を満たすラインナップとなっている。
なお主要諸元はSprint 150が155cc空冷単気筒(12.3ps/7,250rpm)、GTV 300が278cc水冷単気筒(23.8ps/8,250rpm)を搭載。それぞれABSや実用的な装備を備え、日常からツーリングまで幅広く対応する。
発売開始は2025年9月6日(土)。ベスパの伝統と革新を象徴する「Officina 8」は、往年の名部門へのオマージュとともに、新たな特別モデルとして登場する。
Sprint 150 Officina 8
Sprint 150(2025)主要諸元
・全長×全幅:1860×735mm
・ホイールベース:1340mm
・シート高:785mm
・車両重量:132kg
・エンジン:4ストローク空冷単気筒 OHC 3バルブ 155cc
・最高出力:12.3PS/7250rpm
・最大トルク:12.7Nm/5750rpm
・変速機:自動無段階変速(CVT)
・燃料タンク容量:8.0L
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=110/70-12、R=120/70-12
・価格:54万4500円(Officina 8:60万5000円)
GTV 300 Officina 8
GTV 300(2025)主要諸元
・全長×全幅:1975×765mm
・ホイールベース:1380mm
・シート高:790mm
・車両重量:163kg
・エンジン:4ストローク水冷単気筒 OHC 4バルブ 278cc
・最高出力:24.1PS/8250rpm
・最大トルク:26Nm/5250rpm
・変速機:自動無段階変速(CVT)
・燃料タンク容量:8.0L
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70-12、R=130/70-12
・価格:91万3000円(Officina 8:96万8000円)
詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/481843/
ベスパ「Officina 8」特別仕様車が9/6発売 「スプリント150」「GTV 300」限定ペイント仕上げ!【画像ギャラリー】
https://news.webike.net/gallery3/481843/481857/





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