クロスオーバースタイルで人気を集めるADV150の後継機種「ADV160」がインドネシアで発表。PCX160をベースに生まれ変わり、パワーと使い勝手、スタイルにより磨きを掛ける。その変更点を解説するとともに、国内仕様がどうなるのか大予想してみた!
文/ベストカー編集部
【画像ギャラリー】魅力アップしたADV160の細部とスペック比較を見る!(7枚)画像ギャラリーPCX160ベースに刷新、より上質なデザインも手に入れた
PCX150譲りの軽快な走りと実用性に、アドベンチャースタイルを組み合わせ、高い人気を誇るホンダのADV150。2021年の販売台数では126~250ccクラスで年間5位、ホンダ車ではクラス3位をマークした人気車だ(『二輪車新聞』調べ)。
その後継モデルとなる「ADV160」が7月1日、インドネシアで発表された。
デザインを変更するとともに、2021年にフルチェンジしたPCX160がベースモデルに。エンジンは149→156ccにアップし、トラクションコントロールのホンダセレクタブルトルクコントロール(HSTC)を獲得した。さらにフレームなどの車体もPCX160を受け継いでいる。
まずは外観から詳しく見ていこう。従来型も750ccのシリーズ最上級モデル「X-ADV」の系譜に連なるSUV風のタフなデザインだったが、新型の160ではより洗練された造形に。アーバンな冒険モデルというキャラクターを踏襲しながら、より都会的な雰囲気となっている。
4バルブ化とトラコン、好評の車体も獲得し、走行性能アップ
エンジンは、2021年に新設計されたPCX160がベースだ。新たに156cc4バルブヘッドの「eSP+」を搭載し、出力とトルクを向上。また、ADV150は2022年11月から全面適用される令和2年排ガス規制をクリアしていなかったが、PCX160と同様、国内版ADV160がこれに適合してくるのは確実だ。
そしてトラコンのHSTCにより、滑りやすい路面でも安心感がアップ。従来からのアイドリングストップは継続採用されている。
フレームもPCX160に準じた新形状で軽量&高剛性を両立。同時に、シート高が795→780mmにダウンし、足着き性が向上しているのは朗報だ。なおフロント14インチ&リヤ13インチタイヤは変わらず、前後サスやブレーキも同様と見られる。
PCXは150から160にモデルチェンジした際、安定感のある乗り心地と同時にスポーティさまでアップしている。ADV160も同様の走りを獲得しているハズだ。
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