■出雲の酒と島根のコメ
最後は2021年12月頃、島根県の出雲市にて。JR出雲市駅から一畑バスの須佐線を利用して内陸方向へ入ったところに、立久恵峡という景勝地があり、そこの温泉旅館に泊まった日。
チェックイン時にフロントで「これ県からです」と、“お土産”の入った紙袋を手渡された。中身を見ると、何とまあ出雲の日本酒と島根県産のお米のアソート。
あの当時、観光産業にとって何かと厄介な時期だったのもあり、島根県が観光促進とPRを兼ねて、地元産お土産配布キャンペーンをやっていて、そのタイミングにちょうど当たった、とのことだった。
どちらもお試しサイズではなく、日本酒はお土産用によくある箱付き四合瓶、お米は4合分とこれまた普段の生活に凄く助かる分量。え、こんな凄いのもらっちゃっていいの? と、受け取る方が恐縮してしまうほど。
物自体はかなりシッカリしている印象。とはいえ、バス/電車旅の最中においては、ちょっとした副作用を生む品々であったのも否めないところ。
というのも、四合瓶とコメ4合の重さを考えると、セッティングした荷物に約2kgが自動的に加算されることに。宅配便で送ろうにも、それだと送料分で本末転倒になるんじゃ? と、セコさ重視の懸念が脳裏を襲う。
「もらった馬の歯を見てはいけない」なんてヨーロッパの諺はよく言ったものだが、それは全くもってその通りな考え方で、日本でだって大切にしたい。
骨川式物品収受術(くれると言うならもらう)よろしく、ここは有り難く頂戴。+2kgくらいなら亀仙流の修行みたいなもんだと思って、家に帰るまでの3日間ずっと持ち歩いた次第。
この出雲のお酒とおコメのアソート、翌年にJR旧三江線の代替バスにチャレンジした際、島根県内のホテルに泊まり、宿のスタッフさんと話をした際に話題にのぼった。
スタッフさんの話によれば、品そのものはかなり好評だったものの、やはり爆増必至な重量がネックになり、辞退する人もチラホラいたとか何とか……。
ともあれスケールの大胆さでは群を抜いており、今も鮮明な思い出として残っている“お土産”であることは間違いない。
【画像ギャラリー】バス/電車旅の間にもらったコメづくしな“おみや”(15枚)画像ギャラリー


















