【バス運転士日誌】乗務のない日にプチ東京旅行? だけど乗ってしまったからには沿線を案内するぜ!

【バス運転士日誌】乗務のない日にプチ東京旅行? だけど乗ってしまったからには沿線を案内するぜ!

 フジエクスプレスで臨時運転士として乗務する記者のバス運転士日誌は、乗務をしていない日のことをお話しする。記者が本業なので乗務のない日は取材をしたり執筆したり編集をしたりと記者業をしているのだが、それでも休みはある。今回はそんな乗務をしていない日に行き着いた運転士おススメの「旅先」を紹介する。

文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)

■プチ旅スタート!

都営バスや都電荒川線を乗り継いでたどり着いたのは田町駅?
都営バスや都電荒川線を乗り継いでたどり着いたのは田町駅?

 もともと記者は鉄道もバスも船舶も航空機も好きなので、何にでも乗りたがる。持っていない運転と無線の免許は空くらいなもので、バス会社への通勤こそ自動二輪車で行っているがお出かけはもっぱら公共交通機関に限ると今でも思っている。

 乗務のない日で完全に休みの日と誰に宣言するわけでもなく、朝からPCを持たずに遊びに出ればそれはもう休日である。バスで行くパワースポット巡りの記事を書くのに神社参拝もしているが、5月の月参りをしていなかったと思い出して最初に文京区の櫻木神社に向かう。

見覚えのあるバス停だった…
見覚えのあるバス停だった…

 都営新宿線から丸ノ内線を乗り継いで本郷三丁目、参拝後は都営バスの都02系統で大塚駅前まで。そこまでくれば当然ながら都電荒川線に乗らないわけにはいかない。学習院下で下車して都電の貸切車を撮影しつつ、都営バスの池86系統で渋谷に向かう。

 渋谷駅で目の前に停車していた発車待ちのバスは都営バスの田87系統だ。これは乗るしかないと思い、即乗車を決めて終点の田町駅前まで乗車する。田87系統には初乗車だが、なんだか見覚えのあるバス停だ。いつも発車時に都営バスに譲ってもらっているバス停ではないか。

■芝ルートに乗客として…

先発の田町ルートは9mの中型車がくる
先発の田町ルートは9mの中型車がくる

 そこはいつも芝ルートで乗務している田町駅前停留所の少し先にある都営バスの停留所だ。時刻を確認すると、あえて1本逃して30分後の便にすると一息入れてちょうど良いと考え、バス停前のカフェで一服する。

 ちぃばすのアプリで走行位置を確認すると先発の田町ルートが来るころなので、カフェを出て撮影体制に入る。田町ルートは中型車だ。しばらくして芝ルートがやってきた。運用としては多くないディーゼルポンチョだ。芝ルートはEV車が多いのでこれは珍しいことである。

 ここからは運転士として見ている光景から沿線案内をしよう。芝ルートは1路線でパワースポットや観光地が多く、比較的鉄道駅との接続にも恵まれている。デジタル発売のみだが、300円の1日乗車券で十分に遊べるので東京観光の参考にしていただきたい。

■みなとパーク芝浦→金杉橋

まさかのディーゼルポンチョ!
まさかのディーゼルポンチョ!

 芝ルートの始発地は「みなとパーク芝浦」だが、旅行者にはあまり関係しない港区の施設だ。次の田町駅東口は芝浦方面への玄関口として住民や通勤需要が多い。ちぃばすの一大ターミナルのひとつでもある。芝ルートの乗り場は田町ルートと共用しており、停留所にはYEデジタル製のスマートバス停が設置されているので、リアルタイムでバスの発着状況がわかる。

 次の藻塩橋もどちらかというと住民が多く利用するバス停だ。ここから右折して新幹線や在来線の線路を渡り、田町駅前に到着する。こちらは田町駅の西口に当たり、同時に都営浅草線や都営三田線の三田駅にも接続するので、さらに乗り入れ先の京浜急行線や京成線、あるいは東急目黒線やその先の新横浜へも行ける。 記者はこの田町駅前から乗車した。

 ただし、次の停留所が浅草線三田駅前であり、さらに先が三田線三田駅前なので、それぞれの出入り口から最も近い場所に停留所が設置されているのがコミュニティバスらしいゆえんだ。日比谷通りから外れて、芝四丁目、芝一丁目、金杉橋、芝園橋と進む。このあたりは特に見どころはないが穴場はある。

次ページは : ■芝園橋→御成門駅

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