以前に都市間高速バスの例について広島県のクレアラインの乗車記を書いた。高速道路を利用し、より短い乗車時間で移動するという路線だったが、今回はさらに高速道路の利点を生かした愛知県の「新城名古屋藤が丘線」に乗車したのでレポートする。
文/写真:東出真
編集:古川智規(バスマガジン編集部)
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■愛知県新城市
今回の出発地は愛知県新城市である。愛知県の東三河に位置する市で、近くには豊橋市や豊川市があり旧設楽郡のエリアにある都市である。2005年10月1日に旧新城市と南設楽郡鳳来町、作手村が合併して現在の新城市となった。
合併してからの面積は実は県内第2位の広さで東側は静岡県である。面積の8割は自然に覆われた緑で、四季折々豊かな風景を楽しむことができる。また歴史を振り返ると長篠・設楽原の戦いで知られる当地では、長篠合戦のぼりまつり、作手古城まつり、設楽原決戦場まつりと戦国時代にちなんだイベントも多く、火縄銃実演では多くの来場者を魅了している。
■亀姫通(新城駅南)バス停
筆者はまず豊橋駅からJR東海・飯田線に乗車し新城へと向かった。朝から雨が降ったり止んだりという天気で、駅から出てきた乗客は足早に駅から去っていった。ここから高速バスに乗車するのだが、駅前から出るわけではない。5分ほど歩いた先にあるバス停まで移動だ。
駅前通りを歩いて行くと突き当たりにアーケード街が見えてきた。その近くにバス停があったが、高速バスのことは書かれていない。さらに歩く必要があるようだ。次の交差点を曲がると同様に豊鉄バスのバス停が見えてきた。
「亀姫通(新城駅南)」と書かれたここが高速バス「新城名古屋藤が丘」線の起点となるバス停である。周囲は住宅街でコンビニや大きな寺があるものの、果たして高速バスがやってくるのだろうかと不安になる。
■予約は不要だが…
しばらく待つと交差点から赤い高速バスがやってきた。定刻3分前だったが、あまり停車するができないからなのだろうか。前面と乗車扉のLED表示が切り替わると扉が開いた。筆者を含めて2名が乗車した。
乗務員からは座席の4列目より後ろに着席するように伝えられた。このバスは予約なしでも乗車可能なのだが、インターネットでも事前に予約することが可能だ。高速バスは座席定員を超えて乗車することはできないので、確実に乗車したい場合は予約することも必要だ。
前方4列は予約のための座席だと考えられる。乗車が終わるとバスは動き出した。この先は新城市内を走り、新城文化会館、川路(三河東郷駅)、もっくる新城南、もっくる新城と乗車扱いを行い、新東名高速道路へと向かう。
■もっくる新城バス停
途中数人の乗車があり、最後のもっくる新城で数人の乗車があった。前方に座っていた人もいたので事前の予約者なのだろう。ちなみに「もっくる新城」はバス好きには熱いスポットである。国道151号線沿い、すぐ横には新東名高速道路新城インターチェンジがある。道の駅「もっくる新城」としても人気で、新城市をはじめとする奥三河地域の物産品が並び、卵かけご飯モーニングが人気である。
また施設外の売店では長さ40cmのホットドッグや、長さ120cmの特大五平餅とジャンボフードが目玉である。そして今回筆者が乗車している豊鉄バス、JRバス関東・西日本ジェイアールバス、ウィラーエクスプレスのバス停が並んでいる。
当停留所は4社が乗り入れる高速バスのターミナルでもある。豊鉄バスは「新城名古屋藤が丘」線が上下6本、ウィラーエクスプレスは夜行便が1本、JRバス関東・西日本ジェイアールバスは上下10本が設定され、東西方向への移動が可能となっている。「もっくる新城」の近くにはJRバス関東新城支店があるので乗務員の交替が行われる。
夜行のドリーム号では降車することはできないが、昼行のグラン昼特急などでは休憩箇所としてドア開放が行われる。ダブルデッカーが行き来する道の駅という風景もなかなか珍しいので、バスマニアはバスで訪れゆっくり観察したいポイントであるはずだ。











