■あんなのも車庫に見えるけど…!?
複数のバス車両が停めてあるため、外から見た感じ完全に車庫であるものの、前述のバスターミナル内の一時駐車スペースと同様、実は車庫ではないバス置き場に「操車場」もしくは「操車所」がある。場合によっては折り返し場や転回場もこちらに含まれる。
操車場や操車所は、主に運用の合間の休憩やバス車両の向きを変えるために設けられた場所で、バスの運行時間帯に限って利用するのが原則だ。
夜間帯になると、敷地内にいる全てのバスが営業所に引き上げるようになっている。とはいえ全部に当てはまるわけではなく、夜間のバス置き場としても使えるようにした操車所もある。
車庫付き営業所と規模の大きな操車所の、昼間の外見はとてもよく似ている。利用者目線で区別を付けるとすれば、定期券の発売や忘れ物の対応も行うのが営業所。
一方で利用者向けのサービスは一切扱わず、車両のやりくりだけ行うのが操車所といったところだろうか。
さらに、関西圏に行くと一般駐車場と同じ「モータープール」の名称が付いたバス置き場を見かける。こちらも使い方としては操車所に近く、営業所の車庫とはまた性質が異なるようだ。
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