福岡県の門司港駅隣にある九州鉄道記念館で鉄道貨物輸送150周年記念の特別展示が行われた。そこでゲスト展示されたのが国鉄バスの動態保存車だ。各地で貸出展示を行っているので九州では有名な車両だが見てきたのでレポートする。
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
■時間がないのでLCCで福岡入り!!
今回は期間限定のイベントのため、成田からジェットスターで福岡に飛んだ。通常は玄界灘からアプローチしてランウェイ16に降りるのだが、なんだか様子がおかしい。
降りる方向がずれているし高度も高い。左を見ると福岡空港が眼下に広がったので、北風で南側からアプローチするのだろう。
そうするとかなり南側まで飛んでから旋回してILSに乗らないといけないので、それにしては近すぎると思っていたが窓から福岡空港がはっきりと視認できたのでビジュアルアプローチ(視認進入)でランウェイ34に降りたようだった。
迫力あるかつ美しい福岡の街並みを堪能できたランディングで得したような気分だった。乗り物ヲタクに対するサービスとしては一級品だ(そんなわけはないが……)。
■バスを見に行くならやはりバスで移動!!
門司港に行くのはもちろんJRが第一選択肢になる。
だが、せっかくバスを見に行くのだからバスで行こうということで、西鉄バス北九州の24時間券をデジタル購入する。
スマホで購入すると800円なので、対距離運賃制の西鉄ではかなりお得に乗車できる。
北九州市内相互間であっても高速バスは利用できないが、都市高速道路を経由する路線バスには利用可能なので、北九州市八幡西区から通称「香月快速」に乗車してまずは小倉まで行く。
北九州市内で最も長い距離を都市高速で走行する香月快速で西鉄バス北九州の本社・小倉営業所がある砂津に到着した。
同じ乗り場から10分ほどの待ち合わせで同じく都市高速道路経由の門司港方面、田野浦行き170番に乗車する。
こちらも砂津を出てしばらくすると都市高速に入り、門司港最寄りの春日ランプまで走る。
そうして門司港レトロで下車すると九州鉄道記念館はすぐだ。1回乗り継ぎですでに24時間券で元は取れている。