■交通不便地には三重交通のお助けあり!
そしてこの会場である松阪農業公園ベルファーム、実は公共交通機関で向かうことが難しい場所にある。通常の路線バスでは一番近いバス停からでも3km弱あり、徒歩で40分ほどかかる。そこでJR松阪駅からシャトルバスが運行されている。
市のイベントであるが、来場者が多いため市所有のバスなどでは対応しきれないため三重交通のバスを貸し切り、ピストン輸送している。公園内に設けられたバス乗り場を見てみると、早速まつりを楽しみにきた来場者が続々と降りてくるところである。今回は来場者も多いと予想されたころから、JR松阪駅のほかに臨時駐車場2ヶ所からもシャトルバスが運行された。
シャトルバスには時刻表などは掲示されておらず、係員の指示で満席次第、随時出発しているようであった。また三重交通のバスの他にも松阪市が所有するマイクロバスなども運用し輸送に加わっていた。
■興奮のセリでの落札額は?
午後からは第72回松阪肉牛共進会のせり市が行われた。午前の審査で優秀賞1席から5席までが決定し、それら50頭を優秀賞1席の牛が最後になるように順番にせりにかけていく。最後にせりにかけられる牛の価格は毎年全国ニュースにもなり大きな話題になる。過去最高額となったのは2002年でこの時は5000万円の高値がついた。そして今年は「ひろこの1」号が、3004万円で落札された。
せり市が終わるとイベントもそろそろお開きとなる。再び臨時バス乗り場へ向かうと各方面へ向かうバスが並んで乗客を待っているところであった。今回は松阪営業所でないバスも運用されていたようで、波動輸送バスに乗車するのも楽しみの1つだ。
ちなみに三重交通の場合、どの営業所に所属しているバスなのかを確認するには最近ではフロントガラスの運転席下辺りに表示を出していることもあるが、正面向かって右側のヘッドライトの横に漢字1字の表記があり、それが営業所の表示になっているので機会があればチェックしていただきたい。
今回はイベントへの参加記をお届けしたが、イベント開催時にはシャトルバスの運行があるかぜひチェックしていただきたい。もしかすると普段は乗ることができないバスがやってくるかもしれないからだ。また市所有のバスなど、通常は乗車機会がないバスも走っているので、撮りバス、乗りバスそれぞれのスタイルでイベントとともに楽しんでみるのもいいだろう。
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