奥戸街道をひたすら進む
四ツ木駅を過ぎ、線路沿いの通りを進み、再び平和橋通りに出て京成押上線の踏切を渡る。渡って直ぐ左折すると奥戸街道だ。この付近は葛飾区立石で、安く飲める居酒屋などがある下町の風情を残した地域だ。本奥戸橋で中川を再び渡ると葛飾区奥戸になる。
橋を渡って直ぐ右に見えてくるのが京成バスの奥戸営業所だ。ここは高速バス中心の営業所で(一部コミュニティバスあり)23区東部の空港バスなどはここが本拠地だ。停留所名は奥戸車庫。次の停留所が京成タウンバスの車庫で、こちらは進行方向右側にある。タウンバス車庫の出入り系統は多い。
奥戸街道から蔵前橋通りへ
奥戸地域から、環七通りをクロスして新中川を渡り、葛飾区から江戸川区小岩地域に入る。奥戸街道は六軒島信号で蔵前橋通りと合流する。そして小岩駅北口停留所に着く。駅から離れてはいるが、JR総武緩行線に乗るのは便利だ。まだまだ蔵前橋通りを走り市川橋を目指す。
JR総武線でもこの区間は少し時間がかかるように感じるがバスも同様だ。市川橋まで、柴又新道・小岩警察署入口・江戸川駅通りと三つ停留所ある。柴又新道停留所は柴又街道との交差点で、柴又街道を南北に走る京成バス小55系統、小岩金町線と乗り換え可能だ。
いよいよ千葉県へ
三つの停留所を過ぎると、いよいよ市川橋を渡り千葉県に入る。橋の手前で、千葉街道と合流し国道14号線に名前を変える。橋を渡り大きい交差点を過ぎた所に市川広小路停留所があり、交差点名も同じである。
次は終点の市川駅で、市川駅入口交差点を右に曲がると市川駅北口ターミナルに入り終点だ。実際に千葉県の区間は橋を渡るとすぐで距離は短い。その間には停留所は1つだけだ。新小52系統は市川駅から乗車すると千葉県内の運賃は170円である。とはいえ170円なのは1停留所だけだ。
乗車したのは日曜日の午前中だったが、区間利用は多かった。この系統の運転間隔は日中は概ね30分に1本と首都圏では決して多いほうではない。これくらいの間隔だと乗車する沿線の人はバスのダイヤに合わせている印象だった。
都県を跨ぐ貴重でもあり利用価値の高いこの路線、本数は多くないが残って欲しいものだ。
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