ラッシュと重なり三重交通が続行便を設定!
昼食を十分に堪能して再びバスに乗車する。次は山あいへ向かう。乗車すること約40分、道の駅飯高駅に到着した。この先へ向かうには次のバスに乗り換える必要があるのでしばしの休憩だ。
飯高駅にはお土産店のほかレストランや体験施設、温泉もあるので普段から利用者も多いのだが、この日は駅前からここまで無料で移動できるとあってとても賑わっているようだった。
次のバスに乗り、着いたのはスメールバス停である。スメールとは一つ前のバス停前にある宿泊施設の名称で、以前は市が運営していたが現在は別の会社が運営を行っていて、ペットと一緒に泊まれる宿という施設に生まれ変わったようだ。
またここから徒歩圏内には蓮(はちす)ダムがあり、そこの展望台からはダムやダム湖周辺の景色を一望することができる。現在だと紅葉を楽しむことができるので、ぜひ訪れたいところだ。
折り返しのバスがやってきた。これに乗車して再び松阪駅前へと戻る。夕方の時間となり、途中のバス停からは次々と乗車がありほぼ満員となった。
今日は無料デーということもあり、この路線が かなり混雑すると予想できていたのか、三重交通は続行便を設定していたようだ。積み残しはさせないという、このあたりの意気込みが三重交通の技だ。
松阪駅前に戻ってきた頃にはすっかり暗くなっていたので、今回は ここで路線バス運賃無料デーの旅を終えることとした。
松阪市内を巡って1日紅葉を楽しんだり、美味しいものを食べたりしてみたが、こうして路線バスでよく知っているつもりの街を巡れば、またいつもとは違う風景や新しい発見がある。そのためにも松阪市に限らず全国で重要な公共交通であるバスへの理解と利用をぜひお願いしたいと感じた。
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