■バスはほぼ定刻で到着!
この路線は濃飛バスのほか、名鉄バスとJR東海バスとの共同運行で、乗車するバスによりカラーリングや車両の違いを楽しむことができる。なおどのバスがどの会社なのかは予約サイトなどに明記されているので、ひいきの事業者がる場合でも安心して予約ができる。
バスセンターで待っていると名古屋行きのバスがやってきた。この便は濃飛バスの担当で、側面には大きく飛騨牛の文字と美味しそうな牛肉が描かれたラッピング車両であった。
高山濃飛バスセンターを15時に出発。概ね7割ほどの乗車率だ。市内で数か所停車したのちに、高山西インターから高速道路へと入る。中部縦貫道から東海北陸道へ、雪景色を見ながらバスは走行していく。道路はしっかり除雪されているので、徐行などはなく快適だ。
途中のひるがの高原サービスエリアで10分ほど休憩をした後、次は郡上八幡インターに停車する。ここでも数名の乗車があった。そして東海北陸道を南下、一宮ジャンクションから名神高速道路、名古屋高速へと進みJR名古屋駅のバスターミナルに到着した。
筆者はここから終点の名鉄バスセンターまでの乗車だ。予定到着時間から2分延で、ほぼ定刻での到着だった。
■所要時間は同じなのに運賃は約半額!?
今回は起終点が同じ地点をJRと高速バスで乗り比べた。鉄道とバスとの比較では運賃や時間が引き合いに出されることが多い。JRではが名古屋から高山まで運賃が3410円、特急料金(指定席・通常期)が2530円で合計が5940円である。
一方、高速バスは名鉄バスセンターから濃飛高山バスセンターまでの運賃が3100円である。そして今回乗車した「ひだ5号」と高速バスは、所要時間が全く同じで2時間45分だ。便もよるだろうが時間差はないと言える。
よって運賃の差でバスが優位にあるようだが、筆者としてはどちらが良いとも決めかねる。それぞれの特徴でご自身のの旅のスタイルに合ったものを選んでほしいと思う。
乗車中にシートベルトの締め付けが気になるのであれば鉄道がいいだろうし、途中下車してサービスエリアでの買い物を楽しみたいのであればバスがいい。
また駅の売店で駅弁を購入して大きな窓から飛騨路の季節に富んだ風景を楽しみながら駅弁に舌鼓をうつのもいいし、リクライニングシートを倒して目的地での観光に備えてゆっくりと休息をとるのもいいと思う。
目的地での観光はももちろんであるが、沿線の風景を調べてよりテンションを上げるために景色で交通手段を選ぶのも一考である。
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