■まとめ
トヨタ一強の国内市場において他メーカーに必要なのは、「弱者の戦法」だ。
孫子の兵法には「我は専(あつま)りて一と為(な)り、敵は分かれて十と為らば、是(こ)れ、十を以て其の一を攻むるなり」とある。強者が兵力を分散させているとき、弱者は総力を得意分野で一点に集中させれば、弱者であっても強者を打ち負かすことができる、ということだ。
それは、ホンダの軽を作る技術や日産の進化型e-POWER、三菱の次世代PHEV、スバルのシンメトリカルAWD進化版、マツダの次のSKYACTIV技術などかもしれないが、ヤリスクロスの登場は、他メーカーにとって脅威には変わりない。
コンパクトSUVでいうと、日産のキックスが2020年6月頃発売される、という情報がある。トヨタ車が素晴らしいのは確かであるが、このままトヨタ一強では、面白くない。日産のみならず、ホンダ、マツダ、スバル等、他メーカーの反撃を心待ちにしている。
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