人馬一体の走りで安心感大!! 安定した運転姿勢をサポート「MAZDA2」
最小回転半径が、15インチタイヤ装着車で4.7m、16インチタイヤ装着車で4.9mと、取り回しの良さもこのクラスのクルマとしては合格的。フロントノーズの長さには少々難ありだが、フロントガラスの面積が大きく、見切りのは良いので運転時の不安感は少なくてすむ。
自然な姿勢で運転した時に目線の範囲内に視覚情報が確認できるよう視界デザインされたという運転席が推しポイント。Aピラーは後ろ気味に配置され、ドアミラーもワイドな視界を確保する位置に微調整されている。実際に着座するとパノラマ感があって左右が見やすく、安心感を持って運転ができる。
さらに特筆すべきは人間工学に基づいて設計されたシート形状だ。骨盤が立ち、背骨がS字カーブを描けるように設計されていて、正しい運転姿勢を保てるため、着座姿勢が安定し、運転中の身体の動きを安定させることができる。また、運転疲労が緩和できることのもうれしい点だ。
360°ビューモニターや、アクセルやブレーキの操作アシスト機能など、運転の不安を払拭してくれる先進安全機能が充実しているところもお薦めポイントだ。
見晴らし抜群で運転楽々「ホンダ N-BOX」
実際に着座すると視界の良さに驚かされるのがN-BOX。これは1790mmという全高の高さに秘密がある。これは軽自動車のなかではトップクラス、コンパクトミニバンの上をいく数値だ。ちなみに、同社のフリードの全高が1710~1735 mmということからも、いかにアイポイントが高いかがわかるだろう。身長にもよるが、着座すると運転席からボンネットの先端まで目視しやすく、安心感は高まる。
また、Aピラーが細く、Aピラー横に設置された長方形の窓も大きめで視界が遮られている感覚を覚えづらい。もちろん、最小回転半径は4WDで4.7m、FFは4.5mと、取り回しの良さに関しては問題なし。
ホンダ独自の安全支援パッケージ「ホンダセンシング」も標準装備されている。また、2021年12月の一部改良では、電子制御パーキングブレーキや、高速道路における渋滞時などの運転負荷軽減する渋滞追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)が追加されるなど、安全運転をサポートする機能が強化された点も推しポイントだ。
実際に運転してみると、2021年の軽四輪車 新車販売台数で第1位を獲得、7年連続の首位獲得というバカ売れをしている理由がわかるはずだ。
5ナンバーボディのミニバンなら「ホンダ フリード」
コンパクトなクルマが良いことは知っているものの、家族で使用するためどうしてもミニバンクラスのクルマが欲しい……というなら、5ナンバーサイズのホンダ フリードがお薦め。
さらに、最小回転半径が5.2mと、同サイズのミニバンのなかではトップクラス。コンパクトなボディと相まって、取り回しの良さは文句なしだ。
フロントガラスの面積の広さも注目点。三角窓も設置されているため、着座するとかなりの開放感を感じられる。視界を遮らないAピラーの細さも特長のひとつだ。リアウィンドウも大きめで後方視界も広いこともお薦めしたい理由だ。
N-BOX同様、「ホンダセンシング」が標準装備となっている他に、坂道発進時にブレーキからアクセルへペダルを踏み替える瞬間のクルマの後退を約1秒間抑制するという「ヒルスタートアシスト」機能を搭載するなど、安全装備も至れり尽くせり。これなら、ミニバンはちょっと不安という人でも臆することなく運転することができるはずだ。
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