■軽くてハイパフォーマンスだから運転も気持ちいい
ソリオの武器は車体の軽さにもある。ルーミー・トールが1080㎏~1110㎏の車両重量に対して、ストロングハイブリッドを積むソリオHVのSZでも車両重量は1050㎏と驚異的な軽さだ。最軽量のガソリンモデルでは960㎏と1トンを切る。
さらに、直列3気筒1.0Lのルーミー・トールに対して、ソリオは直列4気筒の1.2Lエンジンを搭載。
気筒数や排気量が多い方がエライというわけではないが、高速クルージング中や加速を必要とする際には、ソリオの方が十分な余裕をもっているように感じられるのだ。
ストロングHV・マイルドHV・ガソリンの3種のパワートレインがあるのも魅力の一つだろう。燃費性能や静粛性はもちろん、乗り味の面でもソリオは1枚も2枚も上をいく。こんなクルマをトヨタの販売網で売ったら、ルーミーが太刀打ちできないほど売れるだろう。
気になる納期は、2023年12月初旬現在で約2ヶ月という早さだ。
現実として受け止めたいのは、ルーミー・トールは、いつ出荷が再開されるかわからないということ。ユーザーには車検や生活の変化などで、いつまでも待ってはいられないという事情もある。
時間という期限があるユーザーは、ぜひソリオをルーミー・トールの代わりとして検討してほしい。ソリオは、多くのプチバン待ちユーザーを助ける救世主になるはずだ。
【画像ギャラリー】プチバンでもデザインは攻めてる!! タンク、ルーミーとソリオを画像でチェック!! (21枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方だったらソリオではなくて、もともとソリオがプチバンジャンルのパイオニアであることを考えると言い方が違うかと。確かにルーミーは売れていましたが、トヨタ版であるルーミーが圧倒的人気で、本家本元トールやトヨタよりも軽のユーザーも多いスバルジャスティがちっとも売れなかった事実が、あの車の価値を示しているのではないでしょうか?初めから安さとトヨタエンブレムのほかにユーザーの興味はなかった。
ルーミーは実際数十年乗ると考えると見た目も中身もちょっと不安だ、と思います。わたしのなかで最もトヨタらしいダイハツらしい造りだなと思ってしまいました。前期型の標準車が気になっていましたが、マイチェンでデザインが好みと離れてしまって。
実際、良いクルマですがルーミーとの決定的な差が「ブレーキドールド「電動パーキングブレーキ」の不採用でしょう。
日常使いに於いてこの差は圧倒的。未だにペダル踏み込みのパーキングを採用している段階では厳しいでしょう。いくら質感が上回ってもこの差は埋められない。単に販売力の差だけではありません。もう商品としての「差」です。スズキが何故に採用しないのかが不明。
他の自動車雑誌でもルーミーよりもソリオの方が車としては優れているとの評価が多いが、フロントグリルのデザインによりルーミーの方が車格が上に見えることも販売数の差に影響していると思う。