新開発エンジン以外もアツい!! 新型スイフトで初採用された装備が凄すぎんのよ!!

新開発エンジン以外もアツい!! 新型スイフトで初採用された装備が凄すぎんのよ!!

 日々の買い物から、はたまたレーシングまで⁈ あらゆるニーズに対応する我らがスイフトが新型になって帰ってきた。でも、具体的にどう変わったんだ? 最近のクルマは複雑過ぎてワケわかんねぇよ……そこで今回は誰でも分かる「新型スイフトのここがすごい」を徹底紹介していくぞ!!

文/西川昇吾、写真/SUZUKI

■目玉は完全新開発のエンジンだ!!

新開発のZ12E型エンジンを投入するところに、スズキがスイフトに託す思いが伝わってくる
新開発のZ12E型エンジンを投入するところに、スズキがスイフトに託す思いが伝わってくる

 昨年末に発売された新型スイフト。5代目となったこのモデルにはスズキ車では初めての装備やメカニズムが新たに投入された。

 このスイフトからスズキの新世代が始まっていくとも言えるだろう。

 まず最大のポイントがエンジンだ。新開発のZ12E型エンジンが新型スイフトに採用された。

 1.2L 3気筒のエンジンだが、スズキの歴史の中でもリッターオーバーの排気量で3気筒のエンジンは初となる。まさに完全新規設計のエンジンだ。

 フリクションを低減して熱効率を高めることを目的とした結果3気筒となった。

 このクラスのエンジンは効率を求める上でも3気筒が主流となっていくだろう。

 高効率を求めたこのエンジンは高い燃費性能の実現に貢献しているが、驚かされるのが13.0という高い圧縮比だ。

 これにスズキが得意とするマイルドハイブリッドが組み合わされて24.5km/Lという燃費性能を実現している。

トランスミッションにも注目!!

 また、トランスミッションにも注目をしたい。新エンジンに合わせてCVTも新開発のモノが採用された。

 このCVTの最大のポイントは軽量化にあり、先代モデルから1.9㎏の軽量化がされて、低剛性ダンパーの採用により静粛性も向上しているのだ。

 トランスミッションに関して、初めてという面で言えばマイルドハイブリッドとマニュアルトランスミッションの組み合わせは日本市場のスズキ車としては初だ。

 他メーカーではマニュアルトランスミッションの採用が減りつつあるが、「軽さ」にこだわるスズキだからこそのマニュアルトランスミッションをラインアップに残したのではないかと感じる。

■まだあるの⁈ 安全装備も初登場!!

他社でも似た装備があるとは言え、価格が抑えられている所にスズキの手腕が発揮されている
他社でも似た装備があるとは言え、価格が抑えられている所にスズキの手腕が発揮されている

 そして安全装備の面でも見逃せないポイントがある。それはドライバーモニタリングシステムだ。

 ナビ横に設置されたカメラでドライバーの顔情報を認識して、所得した情報から居眠りや眠気、脇見などを検知して注意を促すシステムだ。

 このシステムは今後スズキの他の新型車にも広がっていくことだろう。

 スズキのニュースタンダードという面ではやはり新型エンジンの採用が大きいだろう。

 電動化が進んでいる現代においても、完全に新規のエンジンを設計してくる決断には拍手を送りたい。

 今後このエンジンはソリオやイグニスといったコンパクトカーのフルモデルチェンジで採用されていくのかにも注目したいところだ。

 なかなか軽いクルマを造るのが難しい時代になってきているが、スイフトは先代モデルとほぼ変わらない車重をキープしている。

 軽量であることは最も単純で有効的な性能向上方法だが、スズキはその点の工夫が上手だ。新型スイフトの各種新メカニズムを見てもそのように感じる。

 まだまだクルマはシンプルに進化できる。新採用のメカニズムを見るとそのように感じさせるのが新型スイフトだ。

【画像ギャラリー】ココからスズキの新たなステージへ? スイフトで採用された「スズキ初」を振り返る(30枚)画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!