東日本大震災で交通マヒを解消したのは思いやりの力? 緊急事態だからこそ考えたい安全に自宅に帰るための秘訣とは!?

■ルールが消えているからこそ秩序の守ることが大切

こんな時だからこそ落ち着いて対処したい adobe stock:tkyszk
こんな時だからこそ落ち着いて対処したい adobe stock:tkyszk

 地震発生後、クルマを使わざるを得ない時には、普段以上に心の余裕を持っておきたい。

 信号や標識といった、交通ルールはほとんど機能していないから、そこを走るドライバー同士が意思を通わせ、普段のルールに近しい動きを、それぞれで共有しなければならなくなる。

 我先にと秩序を乱す人が一人でも出てしまえば、交通は機能しなくなり。事故が起きてクルマが動かせなくなるだろう。こうなると、交通マヒへまっしぐらだ。

 もちろん東日本大震災の当日、事故が数多く発生し、動かなくなった道路もあるだろう。一方で、思いやりが集まり、信号が点いていないのにもかかわらず、信号のある普段の道路のように安心感を持って走ることができた道路もあったのだ。

 今後、日本のどこでも、こうした地震災害が起こる可能性はある。発災時のドライバー一人一人の心構えが、クルマの往来を守る鍵となるだろう。

 地震被害のことは語られることが多いと思うが、大きな被害と同時に、人の強さや温かさを感じるエピソードも数多くある。こうした人間の温かみを語り継いでいくことも、震災の教訓を学ぶ上で、大切なことだと筆者は思う。

 本稿が読んでいただいた方々の、運転時の心づもりを考えるきっかけになってくれれば、幸いだ。

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