新型デリカはPHEVとS-AWCの組み合わせで走破性アップ!! オフローダーミニバンは進化を止めない

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 我らがベストカーの主要コンテンツであり、毎号巻頭を飾っているのがスクープ。そんな現在編集部に入っているスクープ情報をまとめた別冊ベストカー「スーパーSCOOP完全ファイル2026保存版」が大好評発売中。発売を記念して、誌面で取り扱っている注目記事を抜粋してお届けしよう!!

文:ベストカー編集部/写真:ベストカー予想CG、ベストカー編集部

【画像ギャラリー】よりタフなテイストに進化!! 現行デリカD:5とデリカD:6を見比べてみて!!(9枚)画像ギャラリー
スーパーSCOOP完全ファイル2026 保存版

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三菱の技術が満載のオールラウンダーミニバン

無骨なデザインでよりオフロード色が強まったデリカ D:6の予想CG
無骨なデザインでよりオフロード色が強まったデリカ D:6の予想CG

 現行デリカD:5のデビューを振り返ると、2005年の東京モーターショーで「コンセプトD:5」を発表し、2007年の東京オートサロンで市販モデルを披露。同年に販売が開始された。

 この一連の歩みから想像すれば、2023年のジャパンモビリティショーで披露された「D:Xコンセプト」は、いよいよ現実味を帯びるフェーズに入ったといっていいだろう。

 迎えた2025年のジャパンモビリティショーでは、D:Xコンセプトの進化版が見られるかと期待したが、会場に並んだのはデリカD:5のマイナーチェンジ版だった。もっとも、このマイチェンではS-AWCの搭載など大幅な改良が施されており、少なくともあと2〜3年は現行型が主力を務める公算が大きい。

PHEVシステムの採用で前後モーター装着による4WDの駆動方式になることは必至
PHEVシステムの採用で前後モーター装着による4WDの駆動方式になることは必至

 では、その先に来る新モデル「D:6」のパワーユニットはどうか。結論から言えば、PHEVとなる可能性が濃厚だ。

 三菱は2023年に発表した中期経営計画「チャレンジ2025」で、2026〜2028年度を“電動車強化・第3フェーズ”と位置づけている。となれば、バッテリーのみで走れるEV走行距離は、従来よりも一段と長く、日常の大半を電気でまかなえるレベルを狙ってくるはずだ。

 もちろん、S-AWCをはじめとする三菱の4輪統合制御は惜しみなく投入されるだろう。荒れ地も雪道も恐れない、“よりヘビーデューティでタフ”な一台へ――デリカの本懐が、さらに磨かれていく。

 そこで見逃せないのが、ジャパンモビリティショー2025に出品された電動クロスオーバーSUVのコンセプトカー「ミツビシ・エレバンス コンセプト」の存在だ。

 次期アウトランダーへと発展する可能性が高く、そのアーキテクチャをベースにした派生が、デリカの次章を形作る――そんなシナリオも十分にあり得る。

 道なき道へ家族を運ぶ頼もしさに、電動ならではの静けさと余裕が加わる。次のデリカは、冒険の当たり前を、もう一段引き上げてくれそうだ。

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