500kmも余裕!? ボルボのEX30はホントにちょうどいいのか!?

■無事に東京に到着!

充電時間もそんなにかからないじゃん!!
充電時間もそんなにかからないじゃん!!

 30分の充電で77%まで回復し、航続距離は323㎞となった。ここから東京を目指す。

 ただ、事前に指定されたリミットである17時よりも速く到着してしまうため、一旦筆者の地元である御殿場ICで降りて、周辺を散策し、よく車両を撮影するスポットで撮影。そんな細々と動いていたらバッテリー残量は45%となっていた。

 こうして東名高速を再び走行し、東京へ。途中雨が降り始め、渋滞につかまりながらも、ロングランの終盤の疲れを運転支援システムはバッチリサポート。

 怖い思いを全くすることがなく目的地となるVolvo Studio Tokyoに無事到着した。残りのバッテリー残量は23%、ここまでの走行距離は総計で509.2㎞、100㎞あたりの消費電力は15.4kWhとなった。

 一般的な電気自動車のカタログ電費に計算すると154Wh/㎞となり、EX30のカタログ値である143Wh/㎞よりも良好で、高速道路モードの電費である155Wh/㎞と近い数値となった。

 途中30分の充電タイムが必要ではあるが、食事や休憩のタイミングと計画的に合わせればEX30は長距離移動も比較的余裕でこなせると感じた。

 もちろん、現時点でBEVを万人に勧められる訳ではないが、自宅に普通充電の設備を用意できる人で、コンパクトなSUVを探している人に対してEX30は良い選択の1つだと筆者は感じる。

 ヘッドアップディスプレイが備わっていなかったり、回生ブレーキの強弱がパドルシフトでセレクト出来なかったりと、不満が全くないわけではない。

 しかし、装備内容や運転支援システムの充実度などコンパクト輸入SUVとして見ても、価格に対してアリな選択肢だと思うし、BEVとして見たら値段に対してバッテリー容量や航続距離は優れていると言えるだろう。

 これからBEVライフを始めてみようかなという人は、是非チェックしてほしい1台、それがEX-30だ。

【画像ギャラリー】デザインも美しいいいい!! EX-30はBEVの中でかなりのクオリティだ!!(12枚)画像ギャラリー

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