タイヤは4輪すべて、かつ接地部全面確認すること
ただやはり、日ごろからタイヤの状態をしっかりとチェックしておくことも重要。タイヤの残り溝は、運転の仕方や日常使う道路の路面状況などの影響で、4輪すべて同じ状態ではなく、確認しやすい「前右輪」だけをみて「まだ大丈夫」と思っていたら、実は前左輪にはスリップサインが…ということもあり得えます。
また、タイヤは内側もしくは外側だけがすり減ってしまう「片減り」を起こすこともあります。特に内減りは、外から確認するだけではわかりにくいため注意が必要。道路運送車両の保安基準では、四輪自動車はタイヤの接地部の全幅にわたり、滑り止めについている凹部のいずれの部分においても1.6mm以上の深さを有すること、と定められています。心配ならば専門店で確認してもらうといいでしょう。
そしてもちろん、視界確保のために、ワイパーゴムやワイパーブレードの劣化、ガラスに油膜がないことなども、日ごろから確認しておきたいところ。特にこの時期は夏の強い日差しで、ワイパー劣化が進んでいることも考えられます。一度念入りにチェックしておくようにしてください。
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雨の日の運転は視界が悪くなり、路面が滑りやすく、制動距離も伸びるため、雨が降っていない時よりも慎重な運転を心掛けないと、運転に慣れた人でも、思わぬ事故を引き起こしやすいです。いつも以上に車間距離を十分に取り、スピードは出し過ぎず、早めのやさしいブレーキを心がけるようにしましょう。
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