2013年8月、約8年ぶりのフルモデルチェンジを果たしたメルセデスベンツSクラスが日本でお披露目された。あらゆる面で“最善”を目指したというその全容をご紹介する。(本稿は「ベストカー」2013年10月10日号に掲載した記事の再録版となります)
文:編集部
■安全性、快適性、環境性能など、あらゆる面で“最善”を目指した
メルセデスベンツ日本は約8年ぶりにフルモデルチェンジした新型Sクラスを東京・晴海に停泊している日本丸で発表した。受注予約は10月1日から、11月上旬から納車開始だ。
最高の自動車を目指して開発された新型Sクラスは、時代の最先端をいく「インテリジェントドライブ=知能を備えた革新的テクノロジー」、「エナジャイジングコンフォート=究極の快適性」、「エフィシエントテクノロジー=徹底した効率向上」をコンセプトに、安全性、快適性、環境性能などあらゆる面で“最善”を目指した。
ラインアップは、3.5L、V6直噴エンジンにモーターを組み合わせたS400ハイブリッド(1090万円)をエントリーモデルにS400ハイブリッドエクスクルーブ(1270万円)、4.7LV8ツインターボを搭載するS550ロング(1545万円)、5.5LツインターボのS63AMGロング(2340万円)、S63AMG 4MATICロング(2340万円)の5モデル。
またSクラス発売記念の特別仕様車として「S550ロング・エディション1」を限定280台、1750万円で発売する。
先進装備としては、各種ミリ波レーダーとステレオマルチパーパスカメラを組み合わせて検知した外部情報を解析し、安全性や快適性を高めるために活用する新しいドライバー支援システム「インテリジェントドライブ」を採用(S63 AMGに標準装備)。
最大15m先までの路面状況をステレオマルチパーパスカメラがチェックし、路面の凸凹に対応してスプリングストラットとダンパーのオイル流量を制御し、ボディに伝わるショックを最小限に抑える世界初のサスペンションシステム、マジックボディコントロール(S550ロングにオプション)を装備。
さらには安全運転支援システムの「レーダーセーフティパッケージ」に新機能を追加。
ディストロニック.プラスでは車線と先行車両のモニタリングでステアリング操作のアシスト機能を追加。
BASプラスとプレセーフブレーキでは周囲の歩行者や道路上の物体を検知し、ドライバーに対する警告や衝突回避を支援する「ブレーキアシスト」などを新搭載している。
(写真、内容はすべてベストカー本誌掲載時のものです)
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