ド定番だけじゃつまらん!! 個性をビンビン主張する[風変わりなSUV]

ド定番だけじゃつまらん!! 個性をビンビン主張する[風変わりなSUV]

 300、250、70と登場し、今か今かとデビューが待ち望まれる新型FJクルーザー。スクープ記事も散見され、必然的に旧型の注目度も高まっている状況だ。そこで今回は、FJクルーザーのような個性が際立つ風変わりなSUVたちを紹介する。

文/木内一行、写真/トヨタ、ホンダ、マツダ、CarsWp.com

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「往年の名車をオマージュしつつ現代風にアレンジ」 トヨタ・FJクルーザー

脱・定番でライバルをリード! 個性が際立つ[風変わりなSUV]たち
オーバルグリルと丸目2灯ヘッドライトを組み合わせたフロントマスクは、まさしくランクル40。それでいて、モダンな雰囲気も持ち合わせているから面白い。アプローチ&デパーチャーアングルは本格SUVゆえ、前34°/後27°と大きい

 優れた悪路走破性と圧倒的な耐久性や信頼性を備え、世界各国で活躍したランクル40。そんなSUVのレジェンドをオマージュし、21世紀のトレンドや技術を用いて開発されたのがFJクルーザーだ。

 日本で発売されたのは2010年だが、2003年のデトロイトショーでコンセプトカーとして参考出品され、2006年に北米でデビュー。その後、日本での注目度の高さや反響の大きさから国内にも導入された経緯を持つ。

 ランクル40を強く印象づけるのが、丸目2灯とオーバルグリルからなるマスクや垂直に近いフロントウィンドウ、ホワイトルーフやリアまで回り込んだクォーターウィンドウなど。

 ただし、それらをモチーフにしただけでなく、薄いキャビンと大開口観音開きドアを採用したクーペのようなフォルムなど、新しい要素も積極的に取り入れている。

 もちろん、タフな走行性能も継承した。シャシーはランクルプラドと同じラダーフレームで、駆動方式は実績のあるパートタイム式4WDを採用。オプションのアクティブトラクションコントロールは、悪路や滑りやすい路面でも安定した走りを可能にする装備だ。

 ランクル40の復刻版に見られがちのFJクルーザーだが、実は現代のトレンドに合わせた本格的なオフローダー。

 あくまでもスクープの段階だが、次期モデルの登場も今から楽しみだ。

「アメリカ発、遊び心満点のユニークなSUV」 ホンダ・エレメント

 エレメントは企画からデザイン、開発および生産まで一貫してアメリカで行われ、日本に輸入された異色のSUVだ。それゆえ、日本車離れした遊び心がいっぱいだ。

 その際たる部分がデザイン。

 ライフガードステーションをモチーフにしたというソレは、シンプルな2ボックス形状ながらボディ下部を一周するクラッディングパネル、力強いマスクやゲートを強調したリアビューなどで、機能性と個性を融合したタフなイメージを演出。

 さらに、最大の特徴がセンターピラーレスの大開口観音開きドアで、これにより優れた乗降性と積載性に加え、圧倒的な開放感を手に入れたのだ。

 インテリアも自由な発想からデザインされた、フレキシブルに使える空間。インパネは、腕時計をモチーフにしたメーターや大風量を印象づける大型のエアアウトレットが特徴的で、多彩なシートアレンジにより幅広いシーンに対応。

 ラゲッジスペースは、低床フラット設計およびワイパブルフロアの採用により、気兼ねなくサーフボードやマウンテンバイクなど、大きな荷物も積み込むことができる。

 そして、i-VTEC機構搭載の2.4リッター直4エンジンと4AT、デュアルポンプシステム採用のリアルタイム4WDシステムにより、パワフルな走行性能と力強い走破性を実現。

 どこをとっても「さすがアメリカ生まれ」と思わせる個性満点のSUVなのだ。

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