■価格が下がらないのも納得の仕上がり具合
しかしN-BOXは中古車市場でも超人気で、なかなか希望の個体が見つからない。2017年式に一番こだわる理由は前席左右にシートヒーターが装備されることだ。これが必須条件となるとグレードはカスタムかG。エンジンはターボ付きだ。その他デザインや仕様・装備を考えると「ターボカスタムG Lパッケージ」で2トーンカラーが最終選択肢となる。
ターボエンジンは、その後レッドブルF1とマックス・フェルスタッペンを世界王者に導くホンダF1パワーユニットを開発した浅木泰昭氏が手がけたもので、アクセルワークでターボ過給とCVTのロックアップを自在に操れる高特性のものだ。
カスタムはバネレートが高く、コーナリング姿勢はフラットで安定しており、アジリティに富んだ操縦性と評価していた。
今所有している個体にようやく辿り着いたのは2021年のことだ。走行距離1.6万kmと少なく、2トーンカラーの車体も室内も綺麗だった。ただ価格は4年経っていても150万円と高額だったが、手遅れになる前に購入したのだった。
この初代最終型N-BOXターボカスタムG Lパッケージ、実は今でも人気が高く100万円前後の価格のまま推移している。
テストコースで試したのだが、最高速は140km/hを余裕でだせ、100km/hのクルージングも静かで快適。狭い道での取り回し性もよく、介護が必要な母の送迎にも活躍した。この車を超える魅力を持った軽が登場するまで、まだまだ手放す気はない。
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