自動車メーカーが適材適所に手を加え、ベース車両とは明らかに一線を画すスペックが与えられたファクトリーチューニングカー。その完成度は高く、吊るしの状態でも魅力は十分! だったら、一生ものとして1台いかが?
文/FK、写真/スバル、トヨタ、日産、ホンダ
【画像ギャラリー】一生手放せなくなる!? 魅惑のファクトリーチューンをチェック!(17枚)画像ギャラリー■トヨタのアクアGR SPORTならアンダー300万円で新車が買える!
WRC(世界ラリー選手権)をはじめ、世界中のモータースポーツに参戦するTOYOTA GAZOO Racing。
その走り味や世界観を継承するべくトヨタブランドの市販車をベースにモータースポーツで培った知見を活用して開発したスポーツモデルが“GR SPORT”だ。
そのラインナップなかでも車両本体価格が約260万円とお手頃に入手できるワークスチューニングモデルがアクア GR SPORTとなる。
2代目アクアの登場から遅れること1年4カ月後の2022年11月に発売されたアクア GR SPORT。
アクア G’sからスポーティな走りを受け継いで2017年にデビューした先代アクア GR SPORTは、GRが手がけるスポーツコンバージョン車シリーズとしてクルマや走りの楽しさをご提供するロング&ベストセラーモデルとして好評を博した。
一方、2代目アクア GR SPORTも誕生当時から変わらない“意のままに操れる歓び”というコンセプトを踏襲しつつ、先代アクア GR SPORTから操縦安定性や加速性能を大きく向上。
その一例が操縦安定性の向上とフラットな乗り心地の両立で、ベースとなるアクアの高いボディ剛性をより強固なものにする専用のチューニングが行われている。
また、専用のサスペンションチューニングも優れた応答性、適切な車両姿勢やコントロール性能、質感の高い乗り心地を実現。
加えて、電動パワーステアリングを専用にチューニングすることで操舵フィールの向上を達成し、クルマとの一体感ある走りを実現している。
もちろん、エクステリアもファンクショナルマトリックスグリル、専用バンパーの採用、ワイド&ロースタンスの専用デザインで走行・空力性能向上に寄与する機能美が徹底追求されており、標準モデルとは一線を画すビジュアルが与えられている。
【画像ギャラリー】一生手放せなくなる!? 魅惑のファクトリーチューンをチェック!(17枚)画像ギャラリー■STIの名を冠するスバルのWRX S4は今や希少なスポーツセダン
スバルのAWDパフォーマンスを象徴するスポーツセダンとして圧倒的な存在感を放つWRXシリーズ。
2021年11月に発表された現行のWRX S4はデビュー当初、STIの名を冠したSTI Sport RとSTI Sport R EXというふたつのグレードが用意された。
卓越した走行性能と4ドアセダンの実用性を兼ね備えた唯一無二の存在として、各方面から高い評価を獲得しているWRX S4。
従来モデルから排気量を400cc拡大した2.4リッター水平対向DOHC直噴ターボ“DIT”エンジンは低速域では力強いトルクを発生し、高回転域では途切れのない加速感を実現。
また、エンジンとのきめ細かい協調制御がもたらす素早い変速や操作に対する高い応答性が魅力のスバルパフォーマンストランスミッションを搭載することで、市街地での普段使いからワインディングロード&高速道路まで走りの楽しさが味わえる仕上がりとなっている。
加えて、STI Sport RとSTI Sport R EXにはスポーツカーの走りから高級車のような乗り心地の走りまで、スイッチひとつで切り替え可能なドライブモードセレクトを搭載。
パワーユニットだけでなく、AWDシステムや電子制御ダンパー、パワーステアリング、アイサイトの追従加速度、エアコンに至るまで、さまざまなデバイスを緻密に制御しバルブ特性や減衰力を調整することにより、クルマのキャラクターを大きく変化させることができるのだ。
また、RECARO社とのコラボレーションにより人間工学を徹底追求したRECAROフロントシートをメーカーオプション設定。
より優れたホールド性と安全性、快適性を高次元でバランスして、ドライバーのスポーツマインドを一段と刺激してくれる。
そんなWRX S4は2024年12月の一部改良でSTI Sport R EXをベースとした特別仕様車のSTI Sport R-Black Limitedを新たに設定。
スポーティさをより際立たせた魅力あるスペックに仕上げられている。
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