■買っておけばよかった! 今考えると爆安すぎる日産のマーチNISMO
1982年の初代モデル発売以来、運転のしやすさや信頼性の高さ、使い勝手の良さがユーザーに支持されてきたマーチ。
その国内累計販売は約257万台にのぼったものの、2022年8月に生産終了となり40年の歴史に幕を閉じたが、そんなマーチの最終モデルとなった4代目にもワークスチューニングモデルとなる “NISMO”バージョンが存在した。
NISMOブランド戦略に基づく高性能プレミアムスポーツバージョンとしてジューク、フェアレディZに続くシリーズ第三弾モデルとして、2013年12月に発売されたマーチNISMO。
従来からの熱狂的なモータースポーツファンやスポーツドライビング志向のユーザーに限らず、より幅広い層のクルマ好きな人にも量販価格帯でNISMOの情熱とこだわりを注いだデザインのクルマを提供するべく、NISMOとNISMO Sのふたつのグレードが用意されたマーチNISMO。
いずれも性能や機能まで考え抜かれたNISMO専用のデザインに加え、NISMOがモータースポーツで培ってきた技術を惜しみなく投入し、トータルバランスに優れた運動性能を実現していた。
特にNISMO Sでは専用開発の1.5リッターガソリンエンジンと5MTを組み合わせるこだわりよう。
さらに、車体剛性がアップされていることに加え、特別にチューニングされた専用サスペンションによって優れたハンドリングと俊敏性を兼ね備え、より爽快なドライビングプレジャーを提供した。
エクステリアやインテリアも専用装備が充実していたマーチNISMOだが、驚くのは当時の車両本体価格。
なんと! NISMOが154万350円、NISMO Sが177万300円という破格のリーズナブルさであった。
現在の中古車市場では安い個体なら50万円前後から見つけることができるが、高い個体になると150万円超えのものも少なくなく、今なお人気は高い。
【画像ギャラリー】一生手放せなくなる!? 魅惑のファクトリーチューンをチェック!(17枚)画像ギャラリー■ホンダの先代フリード “Modulo X”を単なるミニバンと侮るなかれ!
その居住性、使い勝手の良さに磨きをかけるとともに動的質感の向上、さらには操縦の喜びをも加味したことが高く評価され、2024-2025の日本カー・オブ・ザ・イヤーに輝いた現行のフリード。
2024年6月の発売から約1カ月後の累計受注台数は約3万8000台にのぼり、月間販売計画の約6倍という好調な立ち上がりを示した。
しかし、ここで紹介したいのは現行モデルではなく、先代のスポーティモデル。
今も昔もどちらかといえばファミリーカーのイメージが強いフリードだが、じつは先代のフリードには専用のカスタマイズパーツを量産の過程で装着して販売するコンプリートカー“モデューロX”が存在していたのだ。
2017年12月に発売されたフリード モデューロXは、専用開発のサスペンションや空力特性を活かしたパーツなど、ホンダが誇るModuloブランドが培ってきた上質でしなやかな走りを実現するチューニングが施された一台。
モデューロX専用にチューニングされたサスペンション&15インチアルミホイールや空気を車体の下面にも導いてリフトバランスを最適化し走行安定性や旋回性能を高める実効空力デバイスがミニバンらしからぬ走りを生み出した。
それでいながら、ミニバンとしての使い勝手の良さや室内の快適性は健在!
ドライバーには意のままに操ることができる走りを追求した運転の楽しさを、同乗者には上質で快適な乗り心地を提供してくれるのだ。
2020年5月には上質でスポーティな乗り味を磨き上げるべくマイナーチェンジを敢行するなど、ホンダらしさが存分に感じられる一台に仕上げられている。
それだけに、現在の中古車市場では車両本体価格が安くても150万円~、という高値安定の様相を呈している。
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