「風が吹けば桶屋が儲かる」ではないが、アメリカ大統領選挙を終え、とある小さなベンチャー企業に注目が集まっている。これにはトランプ次期大統領の政権に加わる予定のテスラCEO、イーロン・マスク氏が関わっていて……!?
※本稿は2024年11月のものです
文:角田伸幸/写真:テスラ、トヨタ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2024年12月26日号
自動運転ベンチャー「オーロラ」に注目が集まる
トランプ次期大統領の政権には、テスラCEOのイーロン・マスク氏の参加が決定しているが、その追い風が思わぬところに吹いている。
主役は自動運転開発ベンチャーのオーロラ・イノベーション。2024年に入って「テスラがオーロラを買収する」という噂が広まり、オーロラの株が爆上がりしているのだ。
もともとオーロラは、グーグルやテスラで自動運転を手がけていた3人が2016年に創業した会社。すでに各国の名だたる企業と提携しており、日本ではトヨタやデンソーが出資者に名を連ねている。
ご存知のとおり、テスラは2024年10月10日にサイバーキャブという自動運転タクシーを発表したわけだが、確かにオーロラの技術はこのタクシーと相性がいい。
オーロラは過去にウーバーの自動運転部門を買収したほか、アマゾンからも出資を得ており、業務用車両を効率よく運行するシステム作りには長けているのだ。
現時点では、テスラもオーロラも何も発表しておらず真偽はわからない。とはいえトランプ新政権下で自動運転の規制緩和が行われれば、両社のビジネスが加速することは確実だろう。
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