3月は引っ越しシーズン本番。とはいえ引っ越し業者も強気の料金だし、レンタカーを借りようと思っても満車なんてことが多い。そんな時はマイカーを活用するしかないが、たとえ軽自動車やコンパクトカーであっても、工夫次第で意外と荷物は積める。引っ越しシーズンを乗り切る実践テクを紹介しよう!
文:ベストカーWeb編集部/写真:Adobestock(トビラ写真=Prostock-studio@Adobestock)
【画像ギャラリー】マイカー引っ越しはこの手で乗り切れ!(5枚)画像ギャラリー荷物の効率的な積み方は「重いモノ下・奥」が鉄則
マイカーで引っ越しをするなら、まず押さえたいのが荷物の効率的な積み方だ。基本は「重いモノは下、そして奥」である。重い荷物をラゲッジスペースの床面や後席背面側に寄せて積むことで重心が安定し、走行中のふらつきを抑えられる。軽い段ボールや布団は上や手前に配置するのがセオリーだ。
ここでひと工夫。段ボールは大中小をバラバラにするより、中サイズ中心で統一したほうが積載効率は高い。さらに衣類はケースなどに入れず圧縮袋を使って“すき間埋め要員”にすると無駄がない。すき間があると走行中に荷崩れし、ブレーキ時に前方へ荷物が動く危険がある。可能であれば毛布やタオルを緩衝材として活用し、荷物同士の接触を防ぐとよい。
視界の確保も忘れてはならない。後方視界を完全にふさぐ積み方は避け、安全第一を徹底することが大前提だ。
長距離ドライブは「積載増」を意識した走りがカギ
引っ越しは長距離ドライブになることも多い。荷物を満載したクルマは車両重量が増え、加速やブレーキ性能に影響が出る。発進は穏やかに、ブレーキは早めにじわりとかけるのが基本である。高速道路では車間距離を普段より長めに取り、余裕を持った走りを心がけたい。
もうひとつのポイントはタイヤの空気圧チェックだ。積載量が増えるとタイヤへの負担も増大する。指定空気圧を基準に適正値へ調整することで安定性と燃費の悪化を抑えられる。走行前に給油と同時に確認しておくと安心だ。
そして、荷物の重みでドアの開閉感やハンドリングが変わることもある。違和感を覚えたら無理をせず休憩する。安全運転こそが最短ルートだ。
ちなみに乗用車の最大積載量は、車検証の車両総重量から車両重量を引いた数字。仮にその差が165kgだったら、165kgから乗員の体重を引いた数字がそれになる。
軽自動車・コンパクトカーでも荷物スペースは作れる
軽自動車やコンパクトカーでは「さすがに無理では!? 」と思いがちだが、スペースは作れる。まず活用したいのが後席のシートアレンジだ。リアシートはもちろん倒すが、長尺モノを積む場合は助手席背もたれも倒してスペースに使おう。
意外と見逃しがちなのが後席の足元スペース。後席の背もたれを倒すとここにすき間ができるが、小物収納に十分使える。さらにトランク床下収納やシート下収納も徹底活用すべきだ。買い物袋や工具箱など、引っ越しに使わないものはすべて降ろしてしまおう。
ルーフキャリアやルーフボックスももちろん役に立つが、全高の変化には注意したい。立体駐車場や高架下では必ず高さを確認すること。重いモノを屋根に積んだ時は重心高が上がることも留意したい。
クルマの構造を理解し、デッドスペースを洗い出せば積載力は想像以上に伸びる。マイカー引っ越しは工夫の勝負である。賢く積んで、安全に新生活へ向かうのである。








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