テスラジャパンではマイナーチェンジ前の「モデルY」の新車在庫車を購入すると納車後5年間無料で急速充電器スーパーチャージャーを利用できるキャンペーンを2025年3月31日まで実施している。なんとも魅力的だが、その一方でサイバートラック顔となったマイナーチェンジモデルの受注受付けを2025年1月10日から開始した。さてさて、モデルYが欲しい人は、どっちにするか悩んでしまいそうな選択だが、その中身を迫ってみたい。
文:ベストカーWeb編集部/写真:TESLA
■マイナーチェンジした、モデルYがカッコいい!
EV減速が強まるなか、トランプ次期大統領が早くもイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)を政府効率化省のトップに据えると表明するなどなにかと話題のテスラ。
そんななか、2025年1月2日、2024年第4四半期および通年の世界販売台数を発表。第4四半期の販売台数は49万5570台、通年では178万9226台となり、2023年の181万台を下回り、前年比1.1%減と販売実績を公表した12年以来、年間販売が前年割れとなった。一方、中国市場では、年間販売台数は65万7000台を超え、前年比8.8%増と過去最高を記録、全体の4割近くを占めている。
テスラはEV世界販売台数において首位を堅持したが、約2万台の僅差でBYDが迫る。BYDの世界販売台数のうち、PHEVが248万5378台と、176万4992台のEVを上回り、ここでも世界的なEV減速の流れを証明した形だ。
モデルYは2023年には前年比64%増の約122万台を販売し、世界でも最も売れた乗用車となったが、2024年もその座を維持すると予測されている。
ちなみにモデルYはモデル3をベースにした、SUVモデルでボディサイズは全長4797×全幅1921(ミラー含まず)×全高1624mm、ホイールベースは2890mm。
中国市場でもモデルYは2024年、48万309台を販売し、中国で最も売れた乗用車となっている。アメリカではモデルYは2024年、33万6833台を売り、5位にランクイン。
そんななか、テスラは2025年1月10日、日本と中国で、マイナーチェンジした「モデルY」の初回限定モデル、「Launch Series(ローンチシリーズ)」受注を開始した。
モデルYのラインナップは後輪に1モーターを搭載した標準モデルのモデルY RWDとAWDでバッテリー容量の大きいモデルYロングレンジの2グレード。一充電あたりのWLTC航続距離はRWDが547km、ロングレンジAWDが635km。急速充電器スーパーチャージャーでは15分で266km走行できる(AWD)。
価格はRWDが595万円、ロングレンジが683万9000円からとなる。納車は2025年4月を予定。
新しいモデルYはサイバートラックやロボタクシーサイバーキャブに似たフロントマスクのほか、一文字テールランプのデザインを採り入れた。ボディパネルテールライトを拡散反射させて均一に照射する拡散反射技術を用いたボディパネルテールライトを採用。
さらにサスペンションを改良したことで、テスラ曰く「ささやくような乗り心地」乗り心地がよくなり静粛性も増しているという。
インテリアは前席のシートベンチレーションやアップグレードした超ヌルサクな15.4インチタッチスクリーンのほか、後部座席の8インチエンターテインメントスクリーンが新たに追加され、シフトレバーやウインカーレバーを廃止するなどユーザーインターフェイスが刷新。
運転支援機能オートパイロットは標準装備となるが、オートパーキングやオートレーンチェンジ、ナビゲートオンパイロットを含むエンハンスオートパイロットは43万6000円のオプション。
さらにベーシックなオートパイロットやエンハンスオートパイロットのほか、将来的に信号や一時停止標識を認識したり市街地で自動運転したりする機能も追加するというフルセルフドライビングケイパビリティは、87万1000円。
なお、2025年1月24日(金)、テスラ新宿にて初披露される予定なので、興味ある方はぜひ!
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