世界の主流は[ミドルサイズSUV]!? 国産で選ぶなら[外せない5台]

世界の主流は[ミドルサイズSUV]!? 国産で選ぶなら[外せない5台]

 世界の自動車のメインはセダンからSUVに完全に移行した。日本では特にコンパクトSUVが人気だが、世界的にはミドルサイズSUVが主流だ。では、その中でも特にオススメはどれなのか? 片岡英明氏に5台を厳選していただいた。

※本稿は2024年12月のものです
文:片岡英明/写真:三菱、トヨタ、日産、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年1月10日号

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おすすめミドルサイズSUV1位:三菱 アウトランダーPHEV

片岡英明氏が1位に選んだミドルサイズSUVは三菱 アウトランダーPHEV(526万3500~640万5300円)2024年10月の大幅改良でバッテリー容量を約13%増の22.7kWhに拡大した
片岡英明氏が1位に選んだミドルサイズSUVは三菱 アウトランダーPHEV(526万3500~640万5300円)2024年10月の大幅改良でバッテリー容量を約13%増の22.7kWhに拡大した

 世界中で大きなボリュームゾーンを形成しているのがミドルクラスのSUVである。本格派と呼べるものからワゴンに近いものまで百花繚乱だ。悩んだ末に1位としたのは、PHEVのアウトランダー。現行で7人乗り仕様も加わって選択肢が広がった。

 メカニズムのハイライトは最適効率の2.4Lエンジンに前後2つの駆動用モーター、そして高度な4輪の駆動力制御を組み合わせていること。秋にマイナーチェンジを実施し、駆動用バッテリーを刷新した。容量を増やし、電池のシステム出力も高めている。

 発進から軽やかに加速していくが、唐突感がなくなり、滑らかな加速感だ。EVでの走行距離は100km以上へと引き上げられ、快適性も大きく向上した。パドル式の回生レベルセレクターも便利だ。操安性は今までより落ち着きを増し、挙動も滑らかだから意のままの走りを楽しめる。S-AWCの実力も非凡だ。

 プレミアムSUVブームの火付け役となったハリアーはRAV4とGA-Kプラットフォームなど、メカニズムを共用する。2.5LエンジンにモーターのHVと2Lエンジンを設定し、4WDはそれぞれ違うシステムとした。

 RAV4も同じメカを採用し、ハリアーより先にPHEVも送り出している。両車とも走りの実力は高く、快適性や安全性を含め、大きな死角はない。舗装路の走りも上手にこなす。

 余裕ある走りと燃費を期待するならHV、切れ味鋭い走りを楽しみたいならガソリン車がいい。押しの強いデザインや上質なインテリアが気に入っているならハリアー、SUVらしい走り味と価格を重視するならRAV4になる。

 エクストレイルは4代目でアウトランダーと親戚関係になった。大きな違いは心臓で、第2世代e-POWERを搭載する。発電用エンジンは1.5Lの可変圧縮比のVCターボで、力強い走りと低燃費を両立させた。

 2WDもあるが、主役は2モーターと電制ブレーキによる4WDのe-4ORCEだ。3列シート仕様を設定しているのもうれしい配慮である。

 異色のSUVがクラウンスポーツで、強烈なインパクトを放っている。2.5Lエンジンにモーターを組み合わせ、駆動方式は電動4WDのE-Fourだ。走りの実力は高く、PHEVのスポーツRSも新感覚の鋭い走りを楽しめる。

●片岡英明氏が選んだおすすめミドルサイズSUV
・1位:三菱 アウトランダーPHEV(526万3500~640万5300円)
・2位:トヨタ ハリアー(312万8000~620万円)
・3位:日産 エクストレイル(360万1400~475万2000円)
・4位:トヨタ クラウンスポーツ(590万~765万円)
・5位:トヨタ RAV4(323万7300~566万1700円)

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