2024年11月、4代目となるBMW X3が日本で正式発表された。2003年の初代デビュー以来着実に進化を重ね、いまやBMWの定番モデルといっても過言ではないほどのモデルに成長した。4代目となりどのような進化を遂げたのだろうか!?
※本稿は2024年12月のものです
文:ベストカー編集部/写真:BMW、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年1月10日号
4代目X3がいよいよ日本で発売開始
すっかりBMWの売れ筋モデルの代表格となったX3。初代のデビューは2003年だから、実に20年以上の歴史がある、BMWの定番モデルと言ってもいい。
そんなX3が7年ぶりのフルモデルチェンジをして4代目へと進化をした。
X3はモデルチェンジをするごとにスタイリッシュなプロポーションに進化をしていくが、4代目となった新型は全高4755mm、全幅1920mm、全高1660mmで、先代型に対し全長が25mm長くなり、全幅が30mmワイドになった一方、全高は15mm低くなった。2865mmのホイールベースは変更なし。
【画像ギャラリー】ドイツ発・SUVの新定番登場!! 4代目BMW X3がさらに洗練されたスタイルで日本デビュー(24枚)画像ギャラリーより一層洗練されたエクステリアに
シャープなエッジを効かせたフロントマスクやリアエンドの造形に加え、面を強調したサイドパネルなどによって、塊から削り出したようなソリッドな存在感を印象づけるアピアランスが印象的だ。
パワーユニット縦置きのFRプラットフォームならではのロングノーズのキャビンバックプロポーションが伸びやかでスポーティ。
フェンダーアーチの開口部などの形状にも気が配られ、Cd値は先代の0.29に対し0.27へと向上している点も見逃せない。
フロントマスクで印象的なのがBMWのアイデンティティともいえるキドニーグリル。2024年10月に国内発表された1シリーズ同様、左右両サイドにかけて斜めの桟が配されたことで、伝統的なキドニーグリルを活かしながらも新たな表情を演出している。
【画像ギャラリー】ドイツ発・SUVの新定番登場!! 4代目BMW X3がさらに洗練されたスタイルで日本デビュー(24枚)画像ギャラリー全グレードがマイルドハイブリッドに
縦置きFRプラットフォームに搭載されるパワーユニットは直4、2Lターボ(X3 20)、直4、2Lディーゼルターボ(X3 20d)、さらに直6、3Lターボ(X3 M50)の3タイプで、すべて48Vマイルドハイブリッドが組み合わされる。ドライブトレーンはすべてのエンジンともに8速ATにxDriveを組み合わせたAWDとなる。
インパネは最新のBMWに共通した運転席側に傾けたワイドな液晶パネルを配しながら、さらにドアトリムにまで広がるアンビエントライトがダイナミックな空間を作り出している。
価格はX3 20 xDrive xLineが798万円、X3 20d xDrive M Sportが858万円、X3 M50 xDriveが998万円となる。
●新型BMW X3の注目ポイント
・先代よりも30mmワイドになった一方、全高は15mm低いプロポーション
・新デザインのキドニーグリル採用
・直4,2Lガソリンターボ、直4,2Lディーゼルターボ、直6,3Lガソリンターボのパワーユニット
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