2024年11月、東京豊洲で開催されたディフェンダーファン&オーナーイベントにて一般公開されたランドローバー ディフェンダーの新たな最上位モデル「OCTA(オクタ)」。専用モードでアグレッシブに走る史上最強ディフェンダーが誕生した!!
※本稿は2024年12月のものです
文:大音安弘/写真:大音安弘、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年1月10日号
あらゆる道をねじ伏せる最上位モデル
日本でも大ヒットとなっているランドローバーのクロカン「ディフェンダー」に、新たな最上位モデルとなる「OCTA(オクタ)」が追加され、公式イベント「デスティネーションディフェンダー東京2024」で一般公開された。
ダイヤモンドに由来する名が示すように、充実装備を誇る超豪華仕様で、専用外装により迫力も増している。しかし、その真価は、向上した性能が、より雄弁に物語る。
基本仕様から見直し、車高を28mm高め、車幅も68mmワイド化。足回りを、同車初採用となる油圧電制可変ダンパーとエアサスを組み合わせた「6Dダイナミクスエアサスペンション」とするなどのアップデートを加えた。
その結果、渡河水深1mに象徴される悪路走破性の向上に加え、オンロードだけでなく、オフロードでのスポーツ性能にも磨きがかけられた。
その走りを支える心臓にもふさわしい最強スペックを用意。既存のV8モデル用の5L・V8スーパーチャージャーガソリンエンジンを大きく超える、マイルドハイブリッド仕様の4.4Lツインターボガソリンエンジンを搭載し、エンジン単体で最高出力635ps、最大トルク76.5kgmを発生。
これはディフェンダー史上最強であり、0-100km/h加速がわずか4秒というモンスタークロカンに仕上げた。
その実力を発揮させる専用走行モード「OCTA」では、ローンチコントロールを含むアグレッシブなオフロード走行を可能とし、ディフェンダーの新境地を切り開いている。
ボディタイプは、3ドアの「90」と5ドアの「110」で、初年度のみの「エディションワン」はすでに完売ずみ。ただし、オクタが次年度の2026年モデルに設定されるかは現時点では不明なため、このスーパーディフェンダーを入手するならば、この機会を逃さないほうが得策のようだ。
【画像ギャラリー】オンロードもオフロードも縦横無尽!! 新たな最上位モデル・ランドローバー ディフェンダーOCTA(24枚)画像ギャラリーディフェンダーの世界観を満喫できるイベントも大盛り上がり
2023年に続き、東京豊洲のベイエリアに位置する「CITABRIA BAYPARK GRILL & BAR」にて開催された体験型ファン&オーナーイベントは、名称を『DESTINATION DEFENDER TOKYO 2024』とし、2024年11月15日(金)~11月17日(日)に開催された。
コンテンツには、以外にも、さまざまなワークショップやライブなども実施。子供向けのコンテンツも多数用意されていた。
●ランドローバー ディフェンダー OCTA 主要諸元
・全長×全幅×全高:非公表
・ホイールベース:非公表
・車両重量:2510kg
・パワーユニット:V8 DOHCツインターボ+モーター
・最高出力:635ps/5855~7000rpm
・最大トルク:76.5kgm/1800~5855rpm
・トランスミッション:8速AT
・価格:2037万円
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