【30周年を迎えたマツダの至宝】ロードスターはなぜこれほど愛されるクルマになったのか?


■原点回帰で開発されたND登場で、ロードスターの物語はさらに続く

 そこで、ボディサイズを切り詰め、徹底して軽量化を図り、日本仕様のソフトトップ車にはあえて小排気量エンジンのみを設定するなど、「原点回帰」を念頭に置いて開発されたのが、2015年に登場した現行のNDだ。初代NAのあのテイストを好んだファンにとって、NDは待望のロードスターといえよう。また、2016年4月には累計生産台数が100万台を超えたことも報じられた。

「原点回帰」を謳って登場した現行型の4代目。内外装の質感が大幅に向上し、プレミアムスポーツといえる領域にある

 早いもので誕生から30年。ロードスターはずっと世界中で老若男女問わず愛され、国や文化、世代を超えた多くのユーザーから支持されつづけている。冒頭で述べた「日本自動車殿堂 歴史遺産車」に選定されたのも、

・4代にわたる、変わらぬコンセプト
・累計生産台数100万台を超え、世界記録を更新し続けている
・魅力的なスタイリング、クルマを操る楽しさを提供し、日本の技術水準の高さを世界に知らしめた

などが評価されてのことだ。

 今後もロードスターには根底に流れるコンセプトを変えることなく、ずっと存在しつづけてくれるよう心より願いたい。

30年間も愛され、親の世代から子の世代までの幅広いファンを持つクルマはめったにない

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