ユーザー側としてはもちろん、作り手的な視点からも鋭いレポートを届けてくれる小沢コージ氏。「2024年に乗ったクルマのなかでベストな一台は何ですか?」ときいてみると、日本独特のジャンルとも言えるあのクルマを挙げてくれた!!
※本稿は2024年12月のものです
文:小沢コージ/写真:レクサス、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年1月26日号
小沢コージ氏が選んだ「2024年に乗った最高のクルマ」……レクサス LM500
商品コンセプトとしてシビれたのはフロンクス。ただし「インド車としては」凄い。
一方、単純に「よくこんなの作れたなぁ」はレクサス LM。そもそも乗用ミニバンなんてほぼ日本でしかありがたがられない。ベンツVクラスは見た目ドンドンエロくなってるが中身は基本商用車風味。
しかしLMはマジで高級サルーン対抗、クラウンどころかベンツSクラスぐらい超える! の意図がある。凄いのはまずデザインで、ベースとなったアルファードとは別物で、禍禍しさが取り去られている。
骨格はアルファード譲りだが外板はルーフ以外すべてレクサスオリジナルでドアに関しては軽量アルミ化。顔つきはよりエレガントかつ優美にレクサス流に仕立てられ、ボディとの一体感もある。
内装も凄い。パーティション付きでしかも一部マグネシウム製で軽量かつボディ剛性アップにも効く。ついでに48インチモニター付き。
で、2.4Lターボ+6速のハイブリッドでシステム出力371psとパワフルなうえに乗り心地は超滑らか。ただし上下動はやはりセダンには敵わない。ソコは正直不満だが、この「ミニバンでセダンを凌駕する」のチャレンジ精神はステキ過ぎる。
【画像ギャラリー】気絶するほど超豪華!! 小沢コージ氏が選んだ「2024年に乗ったベストな一台」はレクサス LM500(24枚)画像ギャラリー
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