V12搭載の7速MT!! 4億円超えの[864馬力パガーニ]に感動が止まらん!

V12搭載の7速MT!! 4億円超えの[864馬力パガーニ]に感動が止まらん!

 自動車ジャーナリストのみなさんに「2024年に乗った最高の一台」を聞いてみるというこの企画だが、思わず「えっ!?」と聞き返したくなるクルマも挙がってくる。西川淳氏が2024年に乗った最高のクルマはパガーニ ウトピア!! えっ!?

※本稿は2024年12月のものです
文:西川淳/写真:パガーニ
初出:『ベストカー』2025年1月26日号

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864psのV12、6Lツインターボを搭載するウトピア。3ペダルの7速MTで、価格はなななんと4億円オーバーという怪物!

西川淳氏が選んだ「2024年に乗った最高のクルマ」……パガーニ ウトピア

864psのV12、6Lツインターボを搭載するウトピア。3ペダルの7速MTで、価格はなななんと4億円オーバーという怪物!
864psのV12、6Lツインターボを搭載するウトピア。3ペダルの7速MTで、価格はなななんと4億円オーバーという怪物!

 ハイパーカーとしては異例の3ペダルMT車。けれども気難しさはない。手足を駆使して数億円のハイパーカーを操るという行為そのものに緊張はするけれど……。

 走り出せば乗り心地のよさに感動する。先代ウアイラよりコンフォートだ。それでいて車体はさらに引き締まっている。それゆえ人馬一体感も以前に比べて大いに増していた。

 イタリアのオープンロードで全開を試みる。V12エンジンの咆哮が後頭部をつんざき、振動が腰を刺激して、メカニカルノイズが脳のテンションを上げる。加速レスポンスは鞭を打たれた駿馬のように瞬発的だ。

 タイトヴェントでは上半身がフロントアクスルとまるで一体となったかのように動く。フロントの両輪を両腕で抱え込んで動かしている感覚があって、動きは常に正確、狙ったラインにタイヤを置きやすい。

 あっという間にテスト時間を終えると、背中がぐっしょりと濡れていた。興奮と感動の汗だ。最近のスーパーカーでは得難い経験でもあった。

 3ペダルの楽しさを改めて教えてくれたという点でも、2024年のマイベストカーはウトピアだ。

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