古今東西の自動車に乗る機会がある自動車ジャーナリストだが、飯田裕子氏に「2024年に乗ったクルマのなかでベストな一台は何ですか?」ときいてみると、「今は何年だっけ?」と思ってしまうような懐かしい車名を挙げてくれた!!
※本稿は2024年12月のものです
文:飯田裕子/写真:ホンダ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年1月26日号
飯田裕子氏が選んだ「2024年に乗った最高のクルマ」……ホンダ ジェイド
2024年の秋、ホンダのスポーツハイブリッドの動画撮影のためにホンダ鷹栖のテストコースで最新のシビックタイプRやアコードに加え、NSX、CR-Zとともに、スポーツハイブリッドi-DCDを搭載したジェイド(2015年式)に乗れた。
鷹栖のアンジュレーションだらけの路面でもジェイドは滑らかに走りよく曲がる。1990年代のホンダ車の足=味。ミニバンにこんなに上等な走りを仕込んでいたホンダ。というわけで蘇った感動が大きくて忘れられずジェイドを選ばせていただきました。
ストリームの後継として登場したジェイドは、2015年から2020年まで販売されるも、当時すでに背の高いミニバンが人気だったので注目されず。
しかし全高1530mmながら居住空間を広く保つ「超高密度低床プラットフォーム」を採用。低床・低重心にこだわった走りのためにリアにダブルウィッシュボーン式を採用し、それも居住性を配慮した専用改良を施すほどのこだわり。
業界では“印南(開発責任者)スペシャル”なんて呼ばれてたっけ。2列目シートが左右斜め内側に後退するVスライドキャプテンシートも斬新だったわぁ。
【画像ギャラリー】改めて乗ってみたくなる!? 飯田裕子氏が選んだ「2024年に乗ったベストな一台」2015年式のホンダ ジェイド(24枚)画像ギャラリー


























コメント
コメントの使い方ミニバンの中では良い、レベルの走りのために、手放した快適性が釣り合ってない車
試乗だけの短時間なら気にしないが、毎日乗ったり観光地への摩耗アスファルトを長々走ったりすると厭になる
この足に見合うもっと高いパフォーマンスなら納得したし、売れたと思う