長距離走行に適した耐久性と走行性能を備えたクルマ、ひいては高性能車に与えられる「グランツーリスモ(GT)」の称号。ここでは、「GT」にふさわしい乗り味を持つクルマを現代のハイブリッド車から探してみる。
※本稿は2024年12月のものです
文:片岡英明/写真:トヨタ、日産、ホンダ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年1月26日号
GTがハイブリッドだったっていいじゃないか!
ハイブリッド車はつまらない、というのは過去の話だ。最新のハイブリッド車はモーターの存在感が強く、2モーターハイブリッドの変速機も賢いから痛快な走りを楽しめる。
クラウンスポーツはホイールベースを切り詰め、2.5LのPHEVはパワフルだ。減衰力可変サスペンションもいい仕上がりだから、操る楽しさは格別。
ノートオーラNISMOは軽快なパワーフィールに加え、NISMO仕込みのしたたかな足の味付けに惹かれる。操る楽しさは格別だ。
シビックのe:HEVは足のよさが光る。パワーユニットのパンチ力はそれなりだが、狙いどおりにトレースしてくれる正確なハンドリングは大きな魅力だ。
●主要諸元(SPORT RS・プラグインハイブリッド・E-Four)
・全長×全幅×全高:4720×1880×1570mm
・最低地上高:155mm
・ホイールベース:2770mm
・トレッド(フロント/リア):1605/1615mm
・最小回転半径:5.4m
・エンジン種類:直4
・総排気量:2487cc
・車両重量:2030kg
・WLTCモード燃費:20.3km/L ※SPORT Z(ハイブリッド)は21.3km/L
●日産 ノートオーラNISMO tuned e-POWER 4WD 主要諸元
・全長×全幅×全高:4120×1735×1505mm
・ホイールベース:2580mm
・車両重量:1390kg
・エンジン:直列3気筒DOHC
・総排気量:1198cc
・最高出力:82ps/6000rpm
・最大トルク:10.5kgm/4800rpm
・モーター:F=136ps/30.6kgm R=82ps/15.3kgm
・WLTCモード燃費:―
・価格:347万3800円
●ホンダシビックe:HEV 主要諸元
・全長×全幅×全高:4550×1800×1415mm
・ホイールベース:2735mm
・車重:1460kg
・最低地上高:135mm
・最小回転半径:5.7m
・エンジン:直4DOHC、1993cc
・最高出力:141ps/6000rpm
・最大トルク:18.6kgm/4500rpm
・モーター:184ps/32.1kgm
・WLTCモード燃費:24.2km/L
・価格:394万200円


























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