2024年9月から11月にかけて各社から登場した3モデルの特別仕様車。偶然にも3モデルとも「黒」をキーワードにしているが、この3つのブラックモデル、お買い得なのはどれだろうか? 渡辺陽一郎氏にジャッジしていただこう!!
※本稿は2024年12月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:スバル、三菱、トヨタ
初出:『ベストカー』2025年1月10日号
スバル レガシィアウトバック ブラックセレクション(449万9000円)
2025年3月31日までに受注を終了するレガシィアウトバックは、30周年記念車のブラックセレクションを設定した。
ベース車のリミテッドEXに、24万2000円でオプション設定される本革シートやシートベンチレーションを加えて、アルミパッド付きスポーツペダルは標準仕様に戻した。
部分的に色彩も変更され、価格はリミテッドEXよりも9万9000円高い。装備の違いを考えると、リミテッドEXに比べて約16万円割安だ。
●買い得度:★★★☆☆
【画像ギャラリー】各社から登場の特別仕様車「黒い三連星」!! 渡辺陽一郎氏がコスパのジェットストリームアタックでジャッジ!!(24枚)画像ギャラリー三菱 デリカD:5 ブラックエディション(473万3300円)
デリカD:5ブラックエディションは、Pの7人乗りをベースにした特別仕様車。13万2000円でオプション設定される本革シートを加え、内外装の色彩や装飾を部分的に変えている。
ブラックエディションの価格はPよりも13万2000円高い。この金額は本革シートと同額だから、割安になるのは色彩や装飾の変更だけだ。そこに魅力を感じないと選ぶ価値も薄れる。
●買い得度:★★☆☆☆
【画像ギャラリー】各社から登場の特別仕様車「黒い三連星」!! 渡辺陽一郎氏がコスパのジェットストリームアタックでジャッジ!!(24枚)画像ギャラリートヨタ クラウンスポーツ RS“ザ・リミテッド・マット・メタル”(820万円)
クラウンスポーツは、特別仕様車のザ・リミテッド・マット・メタルを設定した。ボディを特殊なマットブラック塗装にして、内装の色彩も部分的に変更した。オプション価格が3万3000円のデジタルキーも加えた。
価格はベース車のクラウンスポーツRSを55万円上まわって割高だ。それ以前にマットブラックは反射を抑えて光を吸収するため、夜間は周囲のドライバーから見落とされやすい。
最近は視力の低下が始まった高齢ドライバーも増えており、外装色にも優れた視認性が必要だ。安全性を重視するならマットブラックは採用すべきではない。
●買い得度:★★☆☆☆
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