高速道路の料金所で、クルマを停止させることなく料金を決済できる電子料金収受システム「ETC(Electronic Toll Collection System)」。国土交通省によると、2024年11月時点の全国のETC利用率は95.1%(ETC2.0含)。ほとんどの人が利用しているシステムといっていいでしょう。
そんなETCに、登録するだけでポイントがつくサービスがあること、ご存じでしょうか。ポイント還元率は、5%から、条件がそろえば最大50%にもなり、登録は無料、年会費もかかりません。登録して損はない、ETCマイレージサービスについてご紹介しましょう。
文:yuko/アイキャッチ画像:写真AC_kimadora/写真:Adobe Stock、写真AC
【画像ギャラリー】え! まだ登録してないの 高速道路通行料が最大5割引に!! 知らなきゃ損するETCの裏技(9枚)画像ギャラリーETCマイレージサービスとは(登録が必要)
ETCマイレージサービスとは、対象の道路を、ETCを利用して通行した際に、利用金額に応じたポイントが付与され、貯まったポイントを通行料金に還元できるサービスのこと。NEXCO東/中/西日本及び本州四国連絡高速道路株式会社が共同で運営しているサービスです。
あらかじめETCマイレージサービスに登録しておくだけでポイントが貯まっていき、登録は無料、年会費等もかからないため、登録して損はないサービス。郵送でも申し込めますが、インターネットで手続きをすれば、申し込んだ当日の利用分からポイントが付与されます。
対象となる道路は、NEXCOの東/中/西日本各社の高速道路全線と一般有料道路の一部、本州四国連絡高速道路株式会社の全線と、宮城県道路公社の三陸自動車道など。残念ながら首都高速道路や阪神高速は対象外となっています(阪神高速は2021年3月31日でサービス終了)。名古屋高速でもポイント付与がされません(2021年4月30日に終了)。詳しくはETCマイレージサービスのホームページでチェックしてください。
支払い額に応じてポイントがつき、ポイントは還元額に交換し、通行料金に
ポイント還元率は道路事業者によって異なり、たとえば、NEXCO東/中/西日本・宮城県道路公社では、通行料金(各種割引適用後)10円につき1ポイントが加算されます。1000ポイントで500円ぶんの還元額に、3000ポイントで2500円ぶん、5000ポイントで5000円ぶんにそれぞれ交換ができ、還元された還元額は、交換後の通行料金の支払いに充てられます。還元額への交換は、インターネットや電話で申し込むこともできますが、所定のポイントが貯まった時点で、自動で交換してくれるサービスも。
(NEXCO東/中/西日本・宮城県道路公社ならば)10円で1ポイントなので、(5000ポイントで交換をすれば)10%もの還元率。登録しない理由はありませんよね。
ただ、利用する道路によっては、ポイントが合算されない道路もある(基本的にポイント付与は道路事業者ごとで、道路事業者間での合算はできないが、NEXCO東/中/西日本および宮城県道路公社は合算される)ので、そのあたりは注意が必要です。
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