どちらもスライドドア付きの軽ワゴンだが、ムーヴとスペーシアは実はカテゴリーが違う。ムーヴはハイトワゴン(全高1655mm)、スペーシアはスーパーハイトワゴン(全高1785mm)だ。価格・室内空間・燃費という3つの軸から、スライドドア軽ワゴンとしてどちらを選ぶべきかを徹底判定する!
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】もはや軽の居住性じゃない!? 成人男性が乗っても余裕な広さとオットマン付きスペーシア後席の極上シートをクローズアップ!(30枚)画像ギャラリーパワースライドドアが安いのはムーヴ!? 価格と燃費を比べてみた
同じスライドドア付きの軽といっても、装備構成は思ったより違う。まずここを整理しよう。
スペーシアのグレードはHYBRID GとHYBRID Xの2種類(標準ボディ)。最廉価のHYBRID Gは2WD 153万100円で、全車マイルドハイブリッドを搭載しWLTCモード燃費は25.1km/L(2WD)を達成する。ただし後席は両側手動スライドドアで、パワースライドドアは装備されない。
ムーヴの価格帯はスペーシアより全体的に安い。最廉価のLが2WD 135万8500円で手動スライドドア付き。注目は2WD 149万500円のXで、スペーシアHYBRID G(153万100円)より約4万円安いにもかかわらずパワースライドドアが付いてくる。コスパの観点ではムーヴXがひとつ頭を抜けた選択肢だ。
両側パワースライドドア同士で比べると、スペーシアHYBRID X(2WD 170万5000円)対ムーヴG(2WD 171万6000円)でほぼ互角の価格帯だ。しかし燃費に大きな差が出る。スペーシアHYBRID Xは23.9km/L(2WD)、ムーヴGは22.6km/L(2WD)で約1.3km/Lの差がある。全車ハイブリッドを積むスペーシアの燃費優位は、走れば走るほど広がっていく。
室内の広さが別格!! スペーシアとムーヴは同じカテゴリーじゃない
価格と燃費を比較したあとに触れなければならないのが、両車の最大の違いだ。ムーヴは全高1655mmのハイトワゴン、スペーシアは全高1785mmのスーパーハイトワゴンで、その差は130mm。公式データではスペーシアの室内高は1415mmで、この数字はスーパーハイトワゴンならではの余裕だ。
後席でほぼ直立に近い姿勢が取れるスペーシアと、多少の頭上圧迫感があるムーヴでは、チャイルドシートへの乗せ降ろしや荷物の積み込みやすさで明確な差が出る。スペーシアHYBRID X以上には後席のマルチユースフラップやスリムサーキュレーターも付いており、長距離での快適性はムーヴに軍配が上がりそう。ファミリーユースで後席を頻繁に使う人ほど、この差を体感しやすい。
ただしムーヴにも強みはある。全高が低い分、立体駐車場への入庫がしやすく、高速道路での横風安定性も有利だ。街乗りでの取り回しの良さも、ムーヴを選ぶ理由のひとつになる。
ズバリ結論を出す。子育て中や後席の快適さを最大限求めるならスペーシア一択。パワースライドドアを手ごろな価格で手に入れたい人や取り回し優先の人にはムーヴが正解だ。同じ「スライドドア軽」と一括りにせず、自分のライフスタイルに合ったカテゴリーから選ぶのが後悔しないコツだ。
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