2024年まで販売されていたマツダ6は、2019年まで日本ではアテンザの名で展開されていた。そんなアテンザが付く最後のモデルとなった3代目のディーゼルが、破格で手に入るという。果たして買うのはアリなのか!?
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
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惜しまれつつも2024年4月中旬をもって日本向けの生産が終了してしまった、当時のマツダのフラッグシップモデルであったMAZDA6。MAZDA6となったのは2019年7月からだったが、それ以前は「アテンザ」として販売されており、今代は3代目モデルということになる。
そんなアテンザは、このクラスの国産セダン/ステーションワゴンとしては異例とも言えるディーゼルターボモデルをラインナップしていたのも人気の理由のひとつだが、過走行な車両では乗り出し50万円以下で狙うことができる中古車も存在しているのだ。
マツダのフラッグシップモデルとして、MAZDA6に改名する直前でも最上級グレードでは400万円近い価格となっていたアテンザ。それだけに内外装の仕立てや装備などは非常に充実したものがあるのはご存知の通り。
そんなフラッグシップモデルが過走行とはいえ50万円以下で購入することができると聞けば、俄然気になってきてしまう人も少なくないのではないだろうか?
ディーゼルエンジンと言えば、ランニングコストの安い軽油を燃料とし、ターボで過給することで低回転から豊富なトルクで余裕の走りを実現できるというメリットがある一方で、煤の発生を完全に抑えることが難しく、煤がたまることでエンジン不調を誘発することも知られている。
ただ煤がたまりやすい環境のひとつとして、チョイノリが多いことが挙げられており、煤を燃焼させる前にエンジンを止めてしまうことで、蓄積する一方となってしまうケースが少なくない。
そのため、逆に過走行と言われるくらい乗り倒されている車両の方が、エンジン内部に煤がたまっていないことが多いと言われているのだ。
そもそもエンジンに不調が発生してしまっていれば、過走行に分類されるまでの走行距離を叩き出すことも難しいと言えるワケで、しっかり使われてきたメカほど調子がいいということを体現しているということになる。
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では過走行で激安なアテンザが買いなのか、と言われると必ずしもそうとは限らない。というのも、過走行によってエンジンが好調だったとしても、当然他の部分には過走行なりの負担が発生している可能性が高いからだ。
いくらエンジン本体が好調でも、例えばステアリングラックがガタガタだったり、足回りがガタガタ、内外装がクタクタというような状態では、安物買いの銭失いと言わざるを得ない。
もちろんダメな部分は直して乗るというのであれば、ベース車として選択するのはアリだと思うが、安いという理由だけで購入し、そのままノーメンテで乗ろうという人にはオススメできないというのが実際のところなのだ。
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